HOME SWEET HOME

シングルマザーの子育て、子供の留学、DIY、ボクシング、MBA挑戦、そして世界へ!

教育

2010年07月02日 | Weblog
娘のQ-ちゃんは高校に入ってから家にいる時は殆ど勉強している姿しか見ていない。

Q-ちゃんはK高校に通っており普通課10クラス、特進コース4クラスでその中でも

Q-ちゃんのクラスは学年でトップということで推薦で入ったQ-ちゃんは実力で

受験してきた子達と比べるとかなり劣るところがあり相当苦労している様子。

まだ入学したばかりだというのに夏が終わる頃までには国公立理系か文系か、私立の理系か文系かを決めなくてはならない。

そして2年次には成績順に上からクラスを振り分けられてしまうようだ。

出来ない子は置いていかれるという厳しい現実がそこにはあるが私はそれに関して

批判的な考えは持っていない。



先日の中国セミナーでも先生が話していたが中国の私立は日本人学校よりはるかにレベルが高いといっていた。

今週の「ウェッジ」にも筆者の孫の実体験として同じことが書いてあった。

上海に駐在している息子が「(孫が)中国の学校でついていけなくなったら日本人学校に転入させる」と話していて耳を疑ったと言う内容だった。

韓国でも教育には相当力を入れているし、インドでもITエキスパート育成のために英才教育をしていると聞く。

インド式計算などは日本でも話題となり在日のインド人学校が人気だという話も聞く。

私が学生時代留学していた頃は日本の学生の数学のレベルは世界でもトップレベルだったが

今ではランキングは相当落ちこんでている。



池上彰さんはTVで活躍中のジャーナリストで我が家では子供達と一緒に

「学べるニュース」を見ているが氏の著書によるとこれから発展する国はその国へ行って

町の中心に大きな本屋さんがあるかないかで分るという。

愚民政策をとっているラオスにはほとんんど本屋さんはなく、ベトナムには

大きな本屋さんがあり多くの人が集まっているという。

実際2009年度のベトナムのGDP成長率は外務省HPによるとASEANの中では2番目となっている。


米国の有識者調査によると米国にとって最も重要なパートナーは

日本だという回答は36%、中国56%という結果が出ており、一般市民の調査では

日本44%、中国44%と結果は今のところイーブン。

中国がこのまま経済成長を続けていけば日本はアメリカにとってもはや重要なパートナーとは

言えなくなる日が来るのかもしれない。



先ほどのウェッジに興味深いことが書いてあったが元々は米国防総が軍事目的に開発した測位システム(GPS)

について日本はアメリカに頼っている一方、欧州では「ガリレオ(Galileo)」、ロシアは「グローナス」、

そして中国も米国のGPSへの依存を脱却するためにCOMPASSという独自のシステムを構築し完成を間近に迫っている。

日本の準天頂衛星はGPSと同じ信号を発信し、GPSの力を借りて測位をするシステムで

あくまでもGPSの補完・補強というシステムで、それだけでは意味がないということである。


日本はのんびりしている場合ではない。


「智は力成り」と言うが我々大人世代はもちろんこれからの未来を背負っていく子供達には

目先の事だけではなく大きな世界観を養い、これからの未来を考えていってほしいと思う。

それが自分達を守る大きな力となる筈である。