鬱々日記

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昨日、怖い本を読んでしまった。帝銀事件について

2006年01月30日 | 謎の事件と天災
昨日、休職中なので暇だから図書館でも行ってみた。そこで読んだ本が怖い内容が。帝銀事件について書いてたが読んでて怖くなってきた。帝銀事件とは帝国銀行(今は何銀行なんだろう?)の椎名町支店(西武で池袋の次の駅)の銀行員を毒薬を予防薬と騙して飲ませて12人を死亡させ、現金や小切手を盗んだ事件。その真犯人として平沢という画家が逮捕されたんだけど、死刑判決のまま何故か執行されずに(もちろん平沢は冤罪を主張)寿命が来て獄死。
色々この事件には不可解な事が多すぎるのだが、犯人は行員に自分にはその薬を一度飲んで行員を安心させているのだが、一画家に自分だけは無毒の状態で飲んで、行員には有毒の状態で飲ますなんて事が出来るのかということと、一画家が大体その毒薬、青酸ニトリール(公式には青酸カリで殺したということになってるけど、行員が苦しみだす時間が遅すぎるので一般的には青酸ニトリールと言われてる)なんて物が手に入れられるのかって事とか、そんな大それたことしてるのに奪った金があまりに小額な事とか、最初は明らかに警察は731部隊関係者を洗っていたのに途中から急に捜査方針変更して一介の画家の平沢を逮捕したことなどなど。
その本に書いてあったことは衝撃だった。犯人はある歯科医でその背後には731部隊なんかがあるということ。その歯科医には共犯がいてGHQ関係のロッジ関係者だったこと。その共犯は明らかに謀殺としか思えない状況で列車に轢かれて死んだこと。平沢も実は一枚かんでいて、その前に予行演習のように行われた品川区の荏原と中野区中井の銀行での未遂事件の実行犯は平沢じゃないかということ。そこで押収された名刺が確かに平沢逮捕の唯一の物証だからはめられた可能性があるわけ。真犯人はやっぱり731部隊関係者でGHQが最初から絡んでたとすると行員はモルモットにされたわけかー。それを占領下とはいえ、GHQの圧力で真犯人をあげなかった警察。おー怖い。
この時代はそういうのが多いな。下山事件、松川事件、三鷹事件、白鳥事件などなど。ちょうどその頃、アジアでは中国共産党が政権を握ったり、38度線で朝鮮半島が分断され、やがて朝鮮戦争に発展してとか、ベトナムではソ連や中国に支援されたホーチミンがフランス相手に独立戦争してたりと東西冷戦が一番熱かった時代やからな。ちなみに731部隊の膨大なデータは戦犯として裁かれないのと引き換えにアメリカに渡されてます。そして、今ある製薬会社のえらい奴の多くが元731部隊という事実。ちなみに薬害エイズのミドリ十字もその一つです。今の時代にも繋がっているこの事件。国家によって無実(今までの説では平沢は無実やったけど、この本によると共犯か)の人間が監獄に入れられるという恐怖。本当に怖い。この事件の真相ってのは永遠に謎なんやろな。


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1 コメント

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Unknown (Unknown)
2019-11-17 10:05:27
あんなん、平沢にできるわけないだろ
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