(旧) 地球のどこか片隅で

今まで行った旅行先のエピソードを中心に、日々感じたことなどをつぶやいてます!!

ペルー 高山病末期 登れない男

2005-06-20 | ペルー
クスコの最終日、ついにお腹にも来てしまいました。
マチュピチュの水を飲んだからだという説もありますが、ほとんど使っていない周遊券を尻目に、これで軽度高山病の症状完全制覇

午前中の街歩きのあと、宿でエネルギーチャージ。
満を持して向かったのが、サクサイワマン。
高さ5mもある巨石が組み合わされて作られているインカ時代の城壁跡です。

サクサイワマンの遺跡には、宿から坂道を登っても行けるのだけど、今の僕には無理。
まずはアルマス広場まで下り、そこでタクシーを拾いました。
タクシー3台と価格交渉したのに皆同じ料金。これって談合?

タクシーを降りると、すぐに乗馬ツアーのおじさんが寄ってきました。
もう少し周遊券に穴をあけたい気もしたので、7$で馬に乗ることに。
少年と2人で優雅な乗馬ツアーへ出発です。



馬で向かった最初の遺跡は、ケンコーという岩を削った遺跡でした。
しかし、僕が遺跡よりも先に向かったのはトイレ

お腹の中の幾多なるカーブを、ベストタイムでクリアしていく、スピード凶の液体が飛び出す前にギリギリセーフ。
スリル溢れる乗馬ツアー。

遺跡そのものは見るべきところは無いけど、ここから見るクスコの街は一見の価値があります。



日も暮れかけ、最後に向かった遺跡がプカ・プカラ。
草原に大きな岩がポツリ。
上に登ると景色が良さそうです。

ぜぇぜぇ、はぁはぁ。ぜぇぜぇ、はぁはぁ。
普段なら軽快に駆け上れそうな道を、喘ぎながら登る僕。

岩の上からの長閑な景色を満喫して下に降りると少年が何か言ってます。
なにやら下の方に神殿があるようです。

でもそれを見に行くと、馬から遠のいてしまいます。
結局断りきれず神殿(洞窟?)を見に行くと、そこにはパワーをもらいにきた怪し気な団体の姿。
僕は完全にパワー切れ、2頭の馬が遠く霞んで見えます

もう恥も外聞もありません。
「aqui! aqui! 馬をここに連れてきて、お願い!!」と覚えたてのスペイン語で少年に哀願する僕

もう一歩たりとも上には登れませーん。

さっそうと馬に乗って走ってくる少年の姿が神に見えました



乗馬ツアーを終え、そこから宿までは下り坂を徒歩。
まだ下りなら歩けます。
坂の途中から見たアルマス広場の夜景が綺麗でした。

そんなこんなで、周遊券の穴を二つ増やし、クスコ最後の1日も終わり。

人間、重力に逆らっちゃいけない
そう強く実感させられた1日だったのでした。

通天閣を灯しましょう

2005-06-18 | つぶやき
「通天閣 キャンドルイルミネーション」

皆さんは環境について考えたことがありますか?
なんて今日は、いつに無くまじめな話をしてみましょう。

明日6月19日、通天閣がロウソクでライトアップされるそうです。
エネルギー消費を抑えるライトダウンキャンペーンの一環です。
エコロジーなキャンドルライトアップ。

いったいどんな風になるのだろう。なんだかわくわくします?
大阪なので、見にいけないのが残念。
明日、ニュースやネットでチェックしようと思ってます。

環境問題というと、再利用のための面倒なゴミの分別だとか、暑さ寒さに耐える省エネとか、なんかストイックなイメージがありませんか?

僕はエコロジーな生活っていうのは、無理のない自然な生活だと思います。

例えば、真冬にエアコンをガンガンかけた部屋で雪見大福を食べる。
実はこれ、僕も好きなのですが、すごく矛盾した行為ですよね。

今、話題になっているクールビズにしても、暑かったら涼しい格好すればいいじゃんっていう、ごく自然な考え方だと思うんです。
冷え性の人が苦しむほど、冷房を効かせる必要なんてまったくありません。

遅くまで残業して電気をたくさん使わなくても、たまには早く帰る日があったほうがいいと思いませんか?
って、これは僕の願望かも知れませんが・・・

話は戻って、明日のライトダウンキャンペーン。
暖かいローソクで飾られた通天閣を見た人に、「派手な照明もいいけど、これはこれでありなんじゃない」って思ってもらえたら成功なのではないかなって思います。

P.S.
 明日の通天閣の写真撮った人、TBしていただけると嬉しいです。


ペルー 使えない周遊入場券 for me (涙)

2005-06-17 | ペルー
クスコの周遊入場券BTG
これ一枚でクスコ近郊の観光ポイントは全部OKというお得なチケットのはずでした。

ところがクスコ最終日だというのに、周遊券に開いている穴はまだピサックだけ。
このままではもったいないおばけが出てしまいます。

郊外まで出る体力も無かったので、「周遊券を有効活用するぞ」と気合を入れてクスコの街中観光に出たのですが。。。



この周遊券、よく言えば通好み、悪く言えばマイナーオンリー
カテドラルや、サント・ドミンゴ教会(太陽の神殿)のようなメジャーどころでは使えません。
しかも、ご丁寧にチケット売り場の横に、「周遊券は使えません」とでっかく書いてあるので、余計にめげます。

言ってみれば「エピソード III」と「宇宙戦争」と「バッドマン」は別料金ですよという映画館お得チケットのようなもの。

結構高かったのに何故?




でも地球の歩き方には、カテドラルとかにも入れてUS$10って書いてあります。
もっと高い金出して、カテドラルでも別料金払った僕はペルー人に騙されているのでしょうか?
それとも地球の歩き方に騙されたのでしょうか?


結局最後まで穴が3つしかあかなかった周遊券は、クスコ最終日の夜に一緒に食事をした日本人の旅人の手に渡ったのでした。

そんなわけで僕にはあまり使えなかった周遊券ですが、クスコ周辺の遺跡制覇を目指す人にとっては有効かも知れません。

クスコはいい街だったので、周遊券が穴だらけになるくらいのんびり滞在したかったなぁっていうのが僕の本音です。

ペルー クスコの市場にて

2005-06-15 | ペルー
海外で買い物というとDFSって言う人もいますが、僕はDFSよりスーパー、スーパーよりも市場が好きです。

その国ローカルなものがあって見てるだけでも楽しいし、人間ウォッチングしているだけでも飽きません。

元気な人、疲れ気味な人。
笑っている人、怒っている人。
早歩きしてる人、必死にものを食べている人。

そして、そんな愛すべき人たちをファインダー越しに見ている僕。
そんな僕も誰かに観察されていたかも知れません。



ペルー あっちから、こっちから、クスコの夜景スペシャル

2005-06-14 | ペルー
インカ帝国の都クスコ。
今日は、そんな古都の夜景を一挙公開です。

まずは、アルマス広場から見た夜景。
これは基本です。
夜も大勢のツーリストポリスが、しっかり監視してくれているので、治安は悪くありません。



続きましては、マチュピチュからの帰路、列車の窓から撮った夜景です。
クスコに入る直前のスイッチバック、行ったり来たりしながら街の光を堪能できます。

ただしゆっくりとはいえ走っている列車からの撮影はとっても大変。
少し手振れしてますが、これが僕の精一杯。

こんな綺麗な夜景が見れるというのに、ほとんどの乗客は一つ前の駅で降りてしまいます。
そこからバスの方が遥かに早く着くのです。

でもマチュピチュを午後にでるとクスコ着はどっちにしろ夜。
時間を取るか、夜景を撮るか。
僕は迷わず夜景派でした。



最後は、サクサイワマンという遺跡からの帰り道。
アルマス広場へ下りていく坂の途中から見た夜景です。



少し引いて見るとこんな感じ。
夜景というより夕景。
まだ夜の入り口です。

さてクスコの夜景スペシャル。
いかがだったでしょうか?

本物はもっときれいなので、クスコに行ったら自分の眼でしっかり満喫してくださいね。