(旧) 地球のどこか片隅で

今まで行った旅行先のエピソードを中心に、日々感じたことなどをつぶやいてます!!

ペルー 子供はかすがい?

2005-06-27 | ペルー
マチュピチュの麓、アグアスカリエンテスの宿での話です。
僕は、線路沿いに歩いていったところにある1泊15ソーレス(5$弱)の安宿に泊まりました。

宿の女主人はスペイン語オンリーで、英語はまったく話せません。

時計の針を指したりジェスチャーを駆使して、「明日の3時までは部屋を使わせてね」とお願いし、「もちろん」と微笑み付きのOKをもらったつもりでいました。

ところがです。
翌日マチュピチュから戻ってくると部屋から荷物が出されてます。
無くなったものはなかったので良しとして、シャワーを浴びようとすると一言「No」


「えー!3時までいーって言ったじゃん?」

「シャワーを浴びるなら10ソーレス」

宿代の3分の2なんてありえません。

そこからは大人の嫌らしい駆け引き、ちょっと怒ったふりをして、ただでシャワーを使わせてもらうことに成功したのですが、シャワーを浴びて出てくるとフロントに彼女がいません。

ちょっとやりすぎたかも。

少しチップをあげようかとセニョリータを呼んでみても返事は無し。
代わりに階段から顔を出したのはまだ小さい彼女の娘。

「Nombre?」って名前を聞いて、遊んであげたら、すっかり気に入られてしまいました。

そんな様子を見て、女主人も降りて来て、お互いにごめんなさい。
終わり良ければ全て良しです。

大人のあざとさを吹き飛ばしてくれたのは、子供の純粋さ。

宿を出た後も、20mくらい後を追いかけてきて、一生懸命手を振ってくれました。

楽しかったマチュピチュ。
最期に後ろめたい思いをせずに済んで本当に良かったです。

子供はかすがい。
少女の笑顔に感謝!!