(旧) 地球のどこか片隅で

今まで行った旅行先のエピソードを中心に、日々感じたことなどをつぶやいてます!!

そんなにうまくは笑えない

2004-10-11 | ウズベキスタン

ウズベキスタンのヒヴァの街。
この街の路地裏には、猛暑の中で元気に遊ぶ子供達の笑顔が溢れています。

心の底から湧き上がってくるような自然な笑顔。
作り笑いでは絶対に出来ない無邪気で汚れの無い、大人には出来ない笑顔。

本当に美味しい食材に調味料はいらないっていうけど、きっと笑顔もそうなのだろう。

自分も小さいころは、無我夢中で遊んでいたことがあったなぁ。
あの頃の僕も、あんな笑顔をしていたのだろうか?

日本では、最近そんな子供達の笑顔を見る機会が減った気がします。

本当に綺麗な海を知らない子供達。
野山に咲く花や、虫たちを知らない子供達。
天の川を見たことのない都会の明るい空しか知らない子供達。

そして無邪気に笑うことを知らない子供達。

豊かさを計る物差しって良くわからないけど、心の豊かな国っていうのは子供が元気に笑える国なんじゃないかなって思います。

僕も最近仕事で疲れ気味だけど、そんな大人のため息で、子供の世界をつつみこんではいけないなと、素敵な笑顔に出会うたび、少し反省させられる今日この頃です。


イスファハン 黄金の光につつまれて

2004-10-07 | イラン

 窓から差し込む光を浴びて輝く黄金のモスク。
 それがアッバース1世の命によって建てられた王室専用のモスク、その名もマスジェデ・シェイフ・ロトゥフォッラーです。

 イマーム広場のモスクといえば、孔雀が羽をひろげたような鍾乳石飾りを持つイマームモスクが有名ですが、豪華絢爛さでいえばマスジェデ・シェイフ・ロトゥフォッラーの方が上。王室専用のモスクというだけあります。

 このモスクの見所は黄金に輝くモザイク模様
 外の喧騒とは別世界の静寂の中、壁にもたれて金色に光るドームを眺めていると気持ちが静まり、心が清められたような気がしてくるから不思議です。

 静寂。そう、とっても静かなのです。
 なんと観光客が全然いなくて、20分程の間この贅沢な空間を独り占め

 まさに至福のときでした。

 きっと王たちも、疲れた心を癒すために、一人静かにこの場所で瞑想に浸ったのではないかと思います。

 皆さんも是非、タイミングをみはからって、この黄金のモスクを占有し、王様気分を味わってみてください。

イスファハン スークの断面もしくはアリの巣観察キット

2004-10-03 | イラン
イスラム系の街で良く見られるのが、まるで迷路ようなスークです。
スークというのは市場のことですが、どっちかというと商店街に近いでしょうか?

肉、魚、服、銀製品、香辛料、果物、香水、etc.
だいたい通り毎に同じような物を売る店が集まっているのですが、それぞれの通りは更に枝分かれし、アリの巣状態になっています。

しかし今は車の時代。
イスファハンの発展のためにも、車が走る幹線道路が必要になりました。

さてイラン政府はどうしたでしょう?

地下道? 陸橋? スークの道幅拡張?
どれも違います。

まるで何も無かったかのように、スークの真ん中をズダーンと横断する道路を作ってしまったのです。
日本だと立ち退きだなんだで大問題になりそうなところ、なかなかダイナミックです。

その結果できたのがスークの大断面

この道路を行くと、断層に現れた地層さながら、迷う事もなく左右にスークの路地を見ながら歩くことが出来るのです。
気軽にスーク観光。スーク博物館はいかがって感じで時間の無い人にはいいかも知れません。

でもスーク歩きの一番の醍醐味は、お互い知恵を振り絞ったお店の人との熱い熱い価格交渉コミュニケーション
断面だけで満足せず、是非スークの奥深くまで、どっぷりとはまって見てください。

きっと表からではわからない、新しい発見があると思うから。

夢の都 イスファハン

2004-10-02 | イラン

旅人のあいだでは夢の国とも呼ばれるイラン。

イランの首都はテヘランですが、そんな夢の都にふさわしいのが古都イスファハンです。
そしてそのイスファハンの中でももっとも夢を感じさせてくれるのが、今日取り上げるイマーム広場なのです。
イランの夢の中心、それがイマーム広場。

全盛期のイスファハンは「イスファハンは世界の半分」とも言われ大いに栄えました。
日本で言えば江戸時代のころです。

この広場には、今でもその当時の世界の半分の夢が眠ってます。
イラン全土を回らなくても、この街だけは一度は見ておいて損は無いのでは思います。


ライトアップされた夜のイマーム広場は昼とはまた違った顔を見せてくれます。
ここの夕暮れ時の主役は愛を語らうカップルたちですが、更に夜が更けるとその座を家族連れに譲ります。
広場のあちこちで始まるフットサル。
メンバーを見るとお父さんもお兄さんも小さい子供もみんな一緒に楽しく遊んでます。
「パパ頑張っちゃうぞ」と父の威厳を見せようとはりきるお父さん。
「絶対負けないぞ」と元気に走り回る子供達。
そしてそれをそっと見守る、優しそうなお母さん。

夜になると治安が乱れる広場が多い中、この広場には平和を謳歌する人々の笑顔が満ち溢れています。

でもこれはイラン・イラク戦争を闘ってきた彼らにとってはようやく訪れた安息なんです。
だからこそ、悪の枢軸だなんだと因縁をつけてくる某不良強国によって、この平和が乱されないことを切に願いたいと思います。

祝中日優勝

2004-10-01 | つぶやき
なのですが、仕事仕事で喜びに浸る暇もありません。
思いっきりめげてしまいそうな毎日ですが

明日は休めるけど、明後日また出勤。日曜日なのに

このblogを見に来てくれている方、全然更新されてなくてごめんなさい。
来週からまた頑張ります。

疲れたので今日はもう