窓から差し込む光を浴びて輝く黄金のモスク。
それがアッバース1世の命によって建てられた王室専用のモスク、その名もマスジェデ・シェイフ・ロトゥフォッラーです。
イマーム広場のモスクといえば、孔雀が羽をひろげたような鍾乳石飾りを持つイマームモスクが有名ですが、豪華絢爛さでいえばマスジェデ・シェイフ・ロトゥフォッラーの方が上。王室専用のモスクというだけあります。
このモスクの見所は黄金に輝くモザイク模様。
外の喧騒とは別世界の静寂の中、壁にもたれて金色に光るドームを眺めていると気持ちが静まり、心が清められたような気がしてくるから不思議です。
静寂。そう、とっても静かなのです。
なんと観光客が全然いなくて、20分程の間この贅沢な空間を独り占め。
まさに至福のときでした。
きっと王たちも、疲れた心を癒すために、一人静かにこの場所で瞑想に浸ったのではないかと思います。
皆さんも是非、タイミングをみはからって、この黄金のモスクを占有し、王様気分を味わってみてください。