(旧) 地球のどこか片隅で

今まで行った旅行先のエピソードを中心に、日々感じたことなどをつぶやいてます!!

夢の都 イスファハン

2004-10-02 | イラン

旅人のあいだでは夢の国とも呼ばれるイラン。

イランの首都はテヘランですが、そんな夢の都にふさわしいのが古都イスファハンです。
そしてそのイスファハンの中でももっとも夢を感じさせてくれるのが、今日取り上げるイマーム広場なのです。
イランの夢の中心、それがイマーム広場。

全盛期のイスファハンは「イスファハンは世界の半分」とも言われ大いに栄えました。
日本で言えば江戸時代のころです。

この広場には、今でもその当時の世界の半分の夢が眠ってます。
イラン全土を回らなくても、この街だけは一度は見ておいて損は無いのでは思います。


ライトアップされた夜のイマーム広場は昼とはまた違った顔を見せてくれます。
ここの夕暮れ時の主役は愛を語らうカップルたちですが、更に夜が更けるとその座を家族連れに譲ります。
広場のあちこちで始まるフットサル。
メンバーを見るとお父さんもお兄さんも小さい子供もみんな一緒に楽しく遊んでます。
「パパ頑張っちゃうぞ」と父の威厳を見せようとはりきるお父さん。
「絶対負けないぞ」と元気に走り回る子供達。
そしてそれをそっと見守る、優しそうなお母さん。

夜になると治安が乱れる広場が多い中、この広場には平和を謳歌する人々の笑顔が満ち溢れています。

でもこれはイラン・イラク戦争を闘ってきた彼らにとってはようやく訪れた安息なんです。
だからこそ、悪の枢軸だなんだと因縁をつけてくる某不良強国によって、この平和が乱されないことを切に願いたいと思います。