一日しか無かったら迷わずトレドへ行けとも言われるくらいスペインのエキスがぎゅーっと詰まった街トレド。
よく中世そのままの街だとか言われるけど、昼のトレドは僕の中世のイメージより軽い感じで実はちょっとがっくりだったのです。
それが日も沈む夕暮れ時、まさに僕の想像していたトレドがそこに現れました。
日帰りの観光客がマドリッドに帰っていき落ち着きを取り戻した街を、夕陽が紅く染め、昼の喧騒とした観光地が、静かな中世の街へと変わって行きます。
僕は時を忘れ、ふと気付くと闇が街をつつみ、ライトあっぷされた建物がそこに浮かんでいました。
スペインの夕暮れ時は夜の9時から、こんな風に浸っていると、あっというまに11時過ぎなってしまいます。
そんなこんなで、面倒になって夕飯を抜かしてしまうことが数回ありました。
でもこんな風にあっさり夕食を抜かせるのも、遅い遅い昼食のおかげなのです。
スペインの昼食は3時ごろ。日本と違って、時間をかけてしっかり取ります。
それで食べ終わるともう5時前。僕にとっては日本の夕飯=スペインの昼食でした。
ではスペインの夕飯は何?と言われたら、それは日本の夜食。
最近すこしお腹が気になってきた僕には夕景>夕食で全然OK。
だって9時過ぎに食べると太るっていうじゃないですか?(汗)