(旧) 地球のどこか片隅で

今まで行った旅行先のエピソードを中心に、日々感じたことなどをつぶやいてます!!

がんばれ世界のオールドカー

2005-04-02 | 旅行(海外)
旅行先ではつい走っている車チェックをしてしまいます。

日本車が多いとか、ローマを走るアルファロメオはかっこいいとか。
でも写真に撮りたくなるのは、最新の車ではなくて、オールドカーです。

かつての世界的な大衆車といえば、VW ビートルシトロエン 2CVがその双璧と言えるでしょう。

だんだんと博物館クラスの車になってきましたが、まだあちこちで現役で走っています。

↑のお化粧をした2CVはドイツのニュルンベルクで、↓のギンギンにチューニングされたビートルはアメリカのポートランドで撮ったものです。

最近のモデルチェンジのスピードを考えると、数十年前の設計の車がまだまだ元気に走っているってことはすごいことです。

命尽きるまで、頑張れビートル、頑張れ2CV。
頑張れ世界のオールドカー。


行列の出来る国 ロシア

2005-02-09 | 旅行(海外)
数年前ロシアに行ったときの話です。

行ったといってもロシアが誇るアエロフロートの乗り継ぎ待ち時間に入国して空港とクレムリン間を往復しただけなので、寄ったというほうが正しいかもしれません。

ロシアと聞いて思い浮かべるものと言えば「行列」
バーゲンだと言っては並び、PSPだと言っては並び、ドラクエだと言っては並ぶ日本人もかなりの行列好きだとは思いますが、ペレストロイカの後に市場で行列を作るロシア人の姿が飽きるほどニュースで流されていたので、すっかり刷り込まれてしまいました。

ロシア=行列の国

でもたった半日で、それを体感できるのでしょうか?

それはまったく心配することはありませんでした。
日本のロシア大使館でいきなり行列の洗礼を受けてしまいました。

申し込みのときに並び、受取のときに並び、特に受取のときは時間がかかり、大使館がCLOSEする直前にぎりぎりでゲット。
危なく、別の日に出直さないといけないところでした。

このとき、新たに頭に刷り込まれたのが、

ロシア人(特におばちゃん)=無愛想かつ声が怖い
ガクガク ブルブル

(そして時は流れ)

ヨルダンを満喫してきた帰り道。
いよいよ行列と無愛想の国ロシアに入国です。
わずかな時間、目指すは赤の広場&クレムリン

クレムリンのチケット売り場までは良かったのですが、そのあとが大変でした。


  1. チケット売り場の列にひたすら並ぶ
  2. 入場の列にひたすら並ぶ。散々並んだ挙句荷物チェックでひっかかる(ちょっと涙)
  3. 荷物を預けるのに高い金を取られる(結構涙)
  4. 再び入場の列にひたすら並ぶがチケットチェックで×(超涙)
     ※入場券+カメラチケットを買ったつもりがカメラチケットだけだった(汗)
  5. 再びチケット売り場の列にひたすら並ぶ(放心状態)
  6. 三度入場の列に並び、今度は無事入場(嬉し涙)

って感じで。

チケット買い間違えたのはお前が悪いと言われるかも知れませんが、受付の無愛想なおばちゃんの腹の底から発せられような「フォゥトォウ」という野太い声と、後ろを振り向いたときのこれまた無愛想なおばちゃんの「早くしろよ」と言いたげな怖い顔にたじたじとなってしまったのです。

すみません。小心者です。

さすがはロシアの中枢。
行列+無愛想を実にたっぷりと味あわせてくれたモスクワ半日観光だったのでした。

恐るべしロシア。




世界制覇への遠い道

2004-12-01 | 旅行(海外)


色んなblogを見ていたら、とあるblogで、行ったことのある国を塗りつぶした白地図を表示してくれるページが紹介されていたので、さっそくやってみました。

結果は21カ国で9%

それも年末に行く予定のタイ、カンボジアを入れての数字です。
1日しか観光してないロシアとか、北京しか行ったことの無い中国も入っているし(汗)

日本は北海道の最北端から九州の最南端まで、沖縄、小笠原も含めて47都道府県完全制覇したけど、世界制覇をするには今のペースでいくと350歳くらいまで生きないと無理そうです。

大陸別に見てみると、まだ未踏の大陸は南米大陸南極大陸の二つ。
南米はペルーのマチュピチュとか、ブラジル・アルゼンチン国境のイグアスの滝とか見たいものは結構あるのだけど、いかんせん遠いんですよね。

そして治安が悪いのもちょっと心配。

たかが9% されど9%
でも行ったといっても本当にかすっただけなんですよね。
同じ場所でも今日と明日は違うし、何よりも自分自身も日々変わっていってるし。

そう考えると全ての瞬間が一期一会で、白地図を塗りつぶす事なんて意味が無いのかも知れないけれど、いつまでも未知の物を見て見たいという好奇心だけは無くさないでいたいと思います。

アーチーズ 荒野のウインドウ

2004-11-30 | 旅行(海外)

アメリカのアーチーズ国立公園には名前の通りたくさんのアーチと、ウインドウと呼ばれる自然の窓があります。
上の写真の左側がそのウインドウの一つなのですが、これだけ見ると窓っていうより目玉みたいだと思うかもしれません。

でもこの目玉によじ登ると、突然上の写真の右側のような素晴らしい風景が目の前に広がるのです。
予想もしなかった、圧倒的に開放的な世界

小さな写真じゃ表現できませんが、実際に窓の外を覗いてみれば、どうして目玉じゃなくてウインドウなのかを実感できるはずです。

窓を拭きぬける爽やかな風に吹かれれば、小さな悩みも吹き飛んで、一つ前の壁を乗り越えれば、きっと明るい未来が待っているぞっていう気分にさえなってきます。


そしてアーチーズ国立公園の最大の目玉が、このデリケートアーチと呼ばれる自然が作った巨大な岩のアーチです。

雨にも負けず
風にも負けず

台地にしっかり足をつけて、堂々と立っているこのアーチをみると、自分も頑張らなくっちゃっ思えます。

アーチーズはそんな人生の応援歌的 国立公園なのです。

皆さんも、ここでコロラドの風に吹かれてみませんか?

イスタンブール 優しき暴走タクシードライバー ベベット

2004-11-15 | 旅行(海外)

もう数年前になりますが、パックツアーでトルコを回ったときの話です。
イスタンブールについてすぐ、現地ガイドは僕達に言いました。
「トルコの人の運転は危ないといいますが安心です、 下手なドライバーはもうみんな死んでしまいました

笑えないブラックジョークですが、僕は幸運にも死滅したと言われている幻の暴走ドライバーに会うことが出来たのです。

彼の名はベベット
時間はもう夜の10時。僕は友達と2人、タクシーでガラタタワーに向かいました。
トルコ語しか通じないべベットに、通行人にも協力をしてもらって、どうにかこうにか行き先を告げ、いよいよ出発です。

すると彼は得意気に何か書かれた白い紙を僕達に見せびらかすのです。
なんだろうと思ったらこれがなんと違反切符。
罰金360万トルコリラ
ものすごい違反に見えるけど、360万トルコリラ=2000円。

一発免停2回で足して15万円払った僕の方が実は極悪かも知れません。

まぁこのくらい大した事無いと、気持ちを落ち着かせると、次にわかったのはベベットがとっても方向音痴だという事です。
ブオーンと走っていくと、通行人に道を聞き、間違っていると逆走。
そんなことを繰り返し、イスタンブールのナイトドライブを満喫したころ、ようやくガラタタワーに到着しました。

お礼を言うと、勢い良くバックで走り去っていくベベット。
これじゃぁ違反も取られるわけです。

そんなこんなで辿り着いたガラタタワーはなんともうCLOSEDでした(涙)


実はこの話には後日談があります。
リベンジを誓ったその4年後、僕はイランからの帰りにイスタンブールでストップオーバーし、駆け足一日観光をしました。
ドルマバフチェ宮殿を見終わったあと、僕はタクシーを拾いガラタタワーに向かったのです。
ところがこのタクシー、道が細いからと言って塔のそばまで行ってくれないわ、紙幣すり替え詐欺はするわと、もう最悪。

べベッドはいい奴だったんだと、改めて思いました。

優しき暴走ドライバー べベッド
彼は今もイスタンブールの街を走っているのでしょうか?
もし猛スピードでバックしてくるタクシーがいたら、それが彼かも知れません。