■子どもたちは夜と遊ぶ(上) (下)/辻村深月
■ストーリ
同じ大学に通う浅葱と狐塚、月子と恭司。彼らを取り巻く
一方通行の片想いの歯車は思わぬ連続殺人事件と絡まり、
悲しくも残酷な方向へ狂い始める。掛け違えた恋のボタンと
絶望の淵に蹲る殺人鬼の影には、どんな結末が待つのか?
毀れた絆と哀しい片想い
深い闇を湛えた連続殺人事件が始まる・・・。
■感想 ☆☆☆☆
上下巻を息もつかずに読み終えた。
推理小説としてではなく、恋愛小説として。
まさに「掛け違えた恋のボタン」の話だ。
幸せになれたはずなのに、ちょっとした保身や恋愛特有の
弱気な気持ちが未来を変えていく。長い長いプロローグとも
言える上巻には、いくつもの伏線が張られていて、怒涛の
ストーリ展開が行われる下巻では、分かっていく真実や
人が抱えていた想いとその結果、現れた行動の種明かしに
ちょっとしたカタルシスを味わうことができる。
そして、すべてが分かった後、どうしようもない哀しみに
身を包まれる。あのとき、誰かが自分の思いを口にしていれば。
先のことや周りのことなど考えず、思いを伝えていれば。
そうすれば、救えたかもしれない人がたくさんいる。
そのことが哀しい。
想っているだけではだめなんだ。愛は地球を救わない。
その愛情をきちんと口にしなければ。行動で示さなければ。
人に伝わってこその想いなんだと思った。
■ストーリ
同じ大学に通う浅葱と狐塚、月子と恭司。彼らを取り巻く
一方通行の片想いの歯車は思わぬ連続殺人事件と絡まり、
悲しくも残酷な方向へ狂い始める。掛け違えた恋のボタンと
絶望の淵に蹲る殺人鬼の影には、どんな結末が待つのか?
毀れた絆と哀しい片想い
深い闇を湛えた連続殺人事件が始まる・・・。
■感想 ☆☆☆☆
上下巻を息もつかずに読み終えた。
推理小説としてではなく、恋愛小説として。
まさに「掛け違えた恋のボタン」の話だ。
幸せになれたはずなのに、ちょっとした保身や恋愛特有の
弱気な気持ちが未来を変えていく。長い長いプロローグとも
言える上巻には、いくつもの伏線が張られていて、怒涛の
ストーリ展開が行われる下巻では、分かっていく真実や
人が抱えていた想いとその結果、現れた行動の種明かしに
ちょっとしたカタルシスを味わうことができる。
そして、すべてが分かった後、どうしようもない哀しみに
身を包まれる。あのとき、誰かが自分の思いを口にしていれば。
先のことや周りのことなど考えず、思いを伝えていれば。
そうすれば、救えたかもしれない人がたくさんいる。
そのことが哀しい。
想っているだけではだめなんだ。愛は地球を救わない。
その愛情をきちんと口にしなければ。行動で示さなければ。
人に伝わってこその想いなんだと思った。
今度一気読みするよ~。
こないだ穂信さんも読んだけど、
のりぞうおすすめの本は
安心して読めるので嬉しいな。
おお。見つかった?
あまりにも面白くてお勧めしてしまったよ。
ぽこりんと本の話、するの大好きなもんで、つい。
いつもありがとー!