カナちゃんの 眉毛はやっぱりそんなに黒くなくて
あれは帽子の影になっての写真だったからみたいだった
目が腫れてるのは まだそうだった
病院に入ったそうだ
こっちゃんは 相変わらずよくしゃべる
河馬の絵見せたら かば っていって
カバのお人形見せたり放り投げたり
カナちゃんは 編んで送った帽子かぶってくれてた
大体帽子好きで 遊びに行くと
帽子とられちゃったりした
こっちゃんはかぶってくれないみたい
カナちゃんがかぶらせようと追いかけたりしてた
怪獣も参加で
こういうテレビ電話やってくれるから
週一顔を見られて 本当に
親孝行な子供らだわ
カナちゃんがもうじき4歳
思い起こせば 私はそのころ御徒町に住んでいたのだった
御徒町もすっかり変わってしまったが
また更に変わっていくだろう
二歳のころは高田馬場だったな
気持ちの悪い人が 敗北の弁を述べてた
マスコミもおかしい
なんともものすごくパターン化著しい感じがしてきて
人類劣化の一途
って感じだ
多分偏見婆でもあるのだろうが
どうしてこんな風でありたいのか
わけがわからない人種になってきた感じがする
パターン化 ってのは
排除するべきでもないけれどな
お絵かきの世界も そういうもがある
印象派風が流行るとそういうのばっかり
という感じってある
今回の展覧会に
上の川上冬崖の絵の模写を出品してる人がいる
年に何回か模写の課題が出るが
上の絵の模写は面白かった
この人は日本の西洋画の水彩の草分けのひとだ
幕末から明治にかけて
謎の多い人生を歩んだ絵描きさん
知らなかったなあ
すぐ名前も忘れちゃう
あの狩野芳崖と似てる名前のひと
なんだっけ？
になっちゃう
模写なんてのは 学ぶことは多いが
この政治の世界 マスコミの世界のパターン化ってのは
なんともおぞましい
この現代をくそみそに言う私もそういうパターンにはまってるか？
