これも 童話
河童 山姥 神隠し 雪女
そういうものをテーマに小学6年生の子達の話
大人になって4人の仲良し組みが
タイムカプセルを開けるというところから始まる
この表紙の写真の宮城県立登米町立登米小学校は
熊谷氏の出身小学校だそうだ
この4人組とよく似た人物が
熊谷氏の小説のあちこちに出てくる
だからとてもリアルな存在に感じて
面白かった
4人組の構成は女1男3
もちろん 話は男の子の目線だ
たまたま読んでる途中で
テレビが
男と女は友情は成立しない脳みその出来
というか働きだという話をやっていた
そう言いきる脳科学者だかは男だ
だからその科学者の分析の仕方も男的ではある
思い返してみると
小学校のとき仲良しグループに男はいなかったし
中学校のとき男の子と仲良くなったのは
数学競争 とか缶蹴りとか 歌とギターとか
一緒に楽しむことが面白ければ
仲良くなれた
でもやたら紳士ぶって
居残りで遅くなると駅までエスコートしたがったり
・・・
思い返すと なるほど
男と友達にはなれないかもと思った
高校は女子高だし
大学は男もいたけれどホトンド口も利かなかったし
中年過ぎてから大学の同期会で展覧会をやるようになって
学生時代には見えなかった人物像が見えて
男の子たち(もうおなかにスイカ抱えてるようなおじさんになってたけれど)
凄く いいやつだったのね
って
改めて発見して
私の中には友情があふれた気がしたけれど
それも
幻想かもしれない
男側から見えることと
女側から見えることは 異界だな 多分
その 脳の先生だって
友情のとき活動する脳の領域とか
そんな風に説明
もっともらしいがそのこと自体が男的
感覚的には むかつく
友達にはなれない
この「マイ・ホームタウン」も男の子視線
こっちは ほほえましい
それが私の女的な反応なんだろうな