葛で染めるとこんな色。
では、手順のご紹介。
染めるものは毛糸(ウール100%)または絹
蛋白質に染めつくので
木綿の場合、呉汁につけて干しておく
●花が咲く前の葛の葉を
染めたいものの二倍の重さ集めます
花はこういうの 八月半ば頃咲くかな? 葉の中に潜む色は 花が咲く前とあとで変わってしまいます 葉の採集時期によっても色は変わるようです
●この葉をアルカリで20分ぐらい煮て一回茹でこぼし
繰り返し煮て、3,4回は染め液を煮出します。
これを、酸で中和。
(アルカリは、灰を溶かして漉しても、重曹を使ってもOK
酸は、お酢でも酢酸でもOK)
●この染め液のなかに絞った毛糸や絹を入れ(温度変化はあまり急にならないように)
火にかけて20分ぐらい煮る
さめるまで放置、ときどきゆすってムラにならないようにする
●この染めたものをよく絞って銅の媒染液に入れてよくさばき
一度広げて絞って風を入れて20分ほどつけておく
このときの温度はぬるま湯程度
●媒染したものをよく絞って
風でさばいて再び煮染めする。沸騰状態で20分。
よく水洗いをして干す
煮るときの容器は
ステンレスか
琺瑯びき
銅を使うので
食用の鍋と兼用はご法度だそうです
銅の媒染剤は10円玉で作ろうとしたけれど出来ませんでした。
塩酸があれば出来るかな?
それで昨日買いに行ったのです。
・
本によっては緑を染めることは出来ないから
刈安の黄色に藍の青を重ね初め染めと書いてあったりしますが
葛は緑を染められます。
媒染剤によって色は変わるし
熱を加えて染めては駄目という草木染もあります。
たんぱく質がなくてもよく染まるものもあります。
いろいろだけれど
そうたくさんの経験があるわけではないので
今回は
葛染めだけ。
葛の葉は、目の詰まったお洗濯ネットに入れて
煮出しますと
漉す手間が省略できます。
本来染色をやる方は
きっちり
厳密な作業をなさるので
私のような大雑把はもしかして
超・邪道かもしれない
遊びで楽しむ人だけ真似してやってみて