岳と百姓と

余生で農業しながら山に登り、全国を旅行して人生を謳歌している爺の趣味三昧のブログ

南アルプス 悪沢岳登山前日

2022年07月26日 | 岳と登山

令和4年7月26日(当地は晴れ)

昨日、7月25日 24時に今期の山旅 第一段から帰ってきました。途中で車中泊も有だったけ車中泊は蒸し暑いし自宅の方が体が楽だし、くつろげるから強行して戻ってきました。帰ってきたのは夜中だったけど、無事帰還を祝って即、ハイボールで乾杯です。どうせ翌日は寝不足、体全体の筋肉痛で仕事にならないと思ってガッチリ飲みました。昼過ぎまで寝ていようと思ったけど体内時計は狂わなくて寝不足なんだけど朝になったら目が覚めましたね。起きてしまったらもう眠れないですね。農作業はしません。

当地は朝から晴れで梅雨明け宣言していないのが不思議なくらいの良いお天気です。

では、登山記事を書きますかね。登山日は7月22日です。

先ずは前日からの流れから書いておきます。

7月21日は静岡市から現地に入ったのですが、途中、井川という集落があって、そこは大井川鉄道の井川線の終着駅なので食料を調達できるかなと思ったら古びた雑貨屋しかなくて50Km程の凄い峠筋を静岡市街まで戻るのは嫌だったので井川で近くの市街地を聞いたら静岡ではなく三島方面は峠感は少なくて三島にはスーパーマーケットなどもあるからという事で移動したんですがそこもそこそこ遠かった(40km位?)。途中、想定外に面白い景色があったのであげておきます。

途中、大井川鉄道の千頭駅に出ました。まったく予想していなくて一度は乗ってみたかった大井川鉄道の終点です。

ひなビタ田舎の駅です。ところが超びっくり。機関車トーマスの駅でもあるんですね。想定外の景色に慌てて写真を撮ってみました。イヤー、良いものを観られて感激です。この駅は後でまた出てきますが登山の終わりにまた記事になります。自分的には井川から走ってきた山道や山肌を縫って走る井川線がスリル感がありそうで乗ってみたいと思いましたね。蒸気機関車は居ませんでしたね。日程的に余裕があれば電車に乗っても良かったんですが、今回はスケジュールがキっチキチで余裕がなかったので此処にはいずれ、乗りに来ます。

千頭駅に来る途中に長島ダムというところがあって、放水していました。こちらも想定外の景色で感動です。

このコースから一寸入ったところには寸又峡というところがあって今回の山の汗をそこの寸又峡温泉で流しましたがそれは別途ですね。

それでは山行前日から静岡県の畑薙ダムの夏季臨時駐車場で車中泊です。夜から朝にかけてザンザン降りでこの雨の中を山に登りたくないなと思っていてもここまで来てしまったら登るしかないので翌朝、雨カッパ着て送迎バスに乗り込みました。ところが登山口の椹島までは畑薙ダム等の落石が凄く多い護岸道路を送迎バスで通常1時間ほどかかるらしいですが、今回は運転手からバスに乗る前に今日は1時間半はかかるよって言われていてマイクロバスに乗っているんだけど全員、ヘルメット着用って一体、何があるのって感じでしたね。確かに何回も運転手はバスを止めて落石を処理してから運行していましたし、一人で動かせるの?というような石も道の真ん中にあって手伝わなくて良いのかなと思ったりしましたが、運転手さんは慣れたもので何とか路肩に寄せていましたね。椹島に着いたら雨が上がってお天気が急に回復してきました。今日は良い登山日和になるぞ!

という事で、今回は道中が長いので椹島から千枚小屋までです。此処は椹島ロッジ前です。ロッジはかなり綺麗です。では9時スタートです。舗装道路を10分程歩いて行くと千枚小屋方面の吊り橋があります。高さもあって一寸、揺れるのでへその下あたりがザワザワしてきます。

吊り橋から直ぐ急登になります。雨は止んでいるんですが自分の足で40分程でしたが此処でウェアが汗でドロドロになります。気持ち悪いけど登山なので我慢して登っていきます。このコースはほぼ樹林帯の中を登っていきます。途中、10時20分に一寸だけ樹林が切れました。遠くに赤石岳が見えました。明日にはあそこまで行くんだと思うと遠いなという感じでしょうかね?

今回の旅は想定外が多いのだけれどもこのコースは樹林帯の中をダラダラ、取り付け以降、急なところは無くて只管、ダラダラ登っていきます。此れがメリハリが無いし、自分がこの工程の何処いら辺を歩いているかもほとんど立札も無いのでメンタルを遣られます。清水平という水場も平らではなく斜面でしたが沢山の人が休んでいたので自分はスルーしました。

一寸、気が付いたのですが、この山には東海電力のメンテナンス道路(車が走れる)が作られてあり、何処まで続いているか判りませんがその道路を歩いたら幾らかは開けていて楽できるかもしれないと思ったのですが、この時はとんでもない場所に付いたら最悪なんで我慢してダラダラと千枚小屋を目指します。あとで山岳ガイドさんから聞いたら千枚小屋周辺まで続いているらしい。この道を歩けばよかったな?登山しているとこういうケースは何回かは経験ありますね。ガイドさんも単独の場合はこの道路を上がるそうです。まさかお客さんをこの道路を歩かせるわけに行けなくて山ん中を歩くそうですけどガイドアルアルですね。後でガイドさんと親しくなったので別のアルアルも後で記載してみましょう。

久々に空を見ます。見晴台(スタートから5時間ほど)に着きました。地図は持って行ったけど眼鏡を忘れたんで細かい字が見えないので地図は意味なかった。あの山様は赤石岳と荒川三山のようですね。明日、登ります。

コースタイム7時間で自分も7時間(16時着)でしたから、まあ、そこそこ頑張りましたね。しかし、皆、口をそろえて言うには急登は最初だけで後は地味にダラダラ登る道で7時間は凄くメンタルに来ると言ってました。自分も同感です。一日に10時間以上も歩く縦走登山を何回も経験しているけど今回は体力も落ちていることもあって凄く辛かったですね。丹沢山の馬鹿尾根も長いけどここはそこ以上に長い。小屋は新し目で綺麗でしたね。聞いたら前の小屋は火事で燃えたので新しく建て替えたらしい。

着いたら先ず、ビールでしょう!!旨い、美味い、最高です。お天気もすっかり回復して富士山も綺麗です。明日が楽しみです。

山小屋泊は人生初めてなのでどうなのか期待感と怖さもあります。

寝る場所は3階というか、屋根裏みたいなところで一人のスペースは畳1枚分です。隣の人とはアクリル板で仕切られていますが超密ですし、効果は無いでしょう。一応、対策していますってアピールですね。小屋の食事は一寸、期待しましたが、ハンバーグと大きなシューマイ2個がメインでしたね。茶碗のご飯見たら一寸しか入ってなくてガッカリでしたがご飯とみそ汁はお代わり自由でした。実は残飯を出さないために疲れて食べれない人も居るし、高山病で食欲が無い人も居るので最初は少なくしてあるそうです。また、ビールを飲みたかったけど夜中に外のトイレにヘッデンを点けて何回も行きたくないので我慢しました。

夕日に映える富士山は綺麗でしたね。20時消灯なので夕食後のマッタリ感は至福の時間でしたね。明日はあの富士山を見ながら山を縦走するわけです。

今日はあんなに苦労したのに山は未だ登っていません。明日が楽しみです。

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