玄冬時代

日常の中で思いつくことを気の向くままに書いてみました。

ただ堪えるのか

2020-08-15 22:09:29 | 時事

国民の命を、都民の命を守ることを第一義としない、首相と首長が居る。一人は国会を開かない。一人は毎回プラカードを持ってテレビに現れ、町内会の婦人部長のような精神訓話をする。

首相を選んだ自民党と公明党は選挙で勝利している。首長さんは先日の選挙で360万票の信任票があったとか。ふと思うことは、この國はデモクラシーを「民主主義」と訳すが、まだ「民衆主義」でいいんじゃないだろうか。

8・15終戦記念日の根拠は、1982・4・13「戦没者を追悼し平和を祈念する日」と正式名称が鈴木善幸内閣のときの閣議決定であろう

今の政権になって、閣議決定が多用される。「首相夫人は公人ではなく、私人だ」「セクシーという語の正確な訳出は困難」閣議決定は内閣閣僚の全員一致である。これでは単なる口裏合わせだろう

こんな政府だから、病人を救うより数えるのが好きな医系技官をコントロールできないのだろう。

もとより保健所にPCR検査対応の能力がないのだから、法律を変えて対応するべきなのに、肝心の首相が現れない、首長の思考がズレている。選んだ国民・都民はこれを受忍しなければならないのか。

戦後、8・15には必ず流れた、あの一説が出て来る。「堪え難きを堪え、忍び難きを忍び、…」この國は戦前からちっとも変わっていないのかもしれない。

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報道の新自由主義

2020-08-10 09:38:35 | ブツブツ

コロナ禍を利用して、一社ひとりに限定し、記者は予め決められた質問を棒読みして、大臣は官僚が書いた原稿をプロンプターで長々読むのが、この国の定型の記者会見。

見る側は「そんな記者会見、見るほどの価値はない」という気になる。

2005年1月、朝日新聞は「NHK『慰安婦』番組改変 中川・安倍氏『内容偏り』 前日、幹部呼び指摘」の見出しでNHKに政治的圧力があったと報じた

この時の成功体験が安倍氏をマスコミ操縦対策という道に進ませた、と考えていた。

しかし、昨日、8月9日付け東洋経済の「テレビ報道に危機覚えた記者たちの重い一石」の中で「今のテレビでは政治や社会の問題を取り上げようとすると、『難しくて伝わらない』『視聴率が下がる』とやめてしまうんです」

「最近は報道番組でも“数字”を持ち出してワーワー言ってくる(局内の)人が多くなっている」と書かれている。

これって、報道の世界も『新自由主義』が蔓延っていると考えるべきなのか、・・・。ということは、政権が交代しても同じなのか!!

けむり草」と云うそうな。なにやら、・・・・

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夫婦の非常時

2020-08-05 10:06:32 | 映画

恋妻家宮本」(2016)を見た。ファミレスの注文選びに迷うことから導入部が始まり、最終場面も平和の象徴のようにファミレスの場面で終わる。原作は重松清の『ファミレス』だそうな。

吉田拓郎の「今日までそして明日から」(1971)を出演者全員で歌う。

拓郎は、生意気にも20数年しか生きていないのに「私は今日まで生きてみました」とのたまう。差し詰め、拓郎は二十歳から哲学者か、宗教家なのか?でも素晴らしい。

妻役が天海祐希だったので、私はてっきり「恐妻家宮本」というタイトルと思い込んでいた。最近目が悪いのだ。

阿部寛のはまり役とも云える“じれったい大男”の映画。時に「正しさよりも、やさしさを求める」と主人公は言う。「双方が正しいこと言い張れば、やがて戦争も起きるだろう」とも。

この映画は、子育てが終わって目的を失った熟年夫婦の非常時を描いている。いままさに、コロナによる国家の非常時に比べれば、生ぬるいテーマでもあるような。でもコロナ離婚も増えた。

こんな平和な筋書きの映画は、実は電通と東宝の提携作品でもある。今のコロナ委託丸投げ事業の電通の立ち位置からするといやらしい。まあ、勘繰りすぎかな。それでもハッピ-エンドで終わると、何故だか必ず涙腺が緩むから、これが困りものである。

久しぶりに見たが、こんな大きいカタツムリ!?

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政治家の品性

2020-08-01 14:31:00 | 雑感

このコロナの時期、日常と違う例外時であるからこそ、政治家の品性と真意が良く見えてくる。にもかかわらず、先日の360万票の支持をうけたK知事は今何をしているのか。投票者はよくその様を見ておいてほしい。

歴代最長のA首相は雲隠れを決め込んでいる。どこか体調が悪いのか、起死回生の策を練っているのか、小さなマスクで隠した顔色は読めない。

ただ、品性のない政治家は、選挙を国民の代表となるための装置ではなく、自らが支配階層に這い上がるための、また、支配的地位の維持の為の儀式としか考えていないようである。

そういう人物は、マスクで隠しても、いずれ判ってしまう。そういう政治家はそろそろ退出をしていただきたいものだ。

やっと、梅雨が明けたようである。

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