yamaの読書日記

 活字中毒のyamaが日々手にしている本のお話を綴っています。
 読んだ本についていろいろお話しませんか?

塩の街

2010-08-02 22:18:49 | その他
有川浩さんの「塩の街」を読了。

とっても奇想天外な設定で、でもそんな中で作者が私たちに問いただしているのは「普遍的な愛」だったり・・・

塩の巨大な塊が落ちてきたときから、世界は塩に侵略され始めた。
人は塩に感染して塩の塊となって死んで行き、街は塩で崩壊して行く。

そんな崩壊寸前の東京で暮らす、秋葉と真奈。

突然秋葉の前に現れた男は「世界とか、救ってみたくない?」と言った。

そして秋葉と真奈は大きなうねりに飲み込まれて行く。

何故秋葉が命を張って巨大な塩の結晶に立ち向かったか?

彼は世界を救いたかったわけではない。

たった一人の少女を死なせたくはなかった・・・ただそれだけだった。

って、やっぱり純愛小説かしら??
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