お勝手のあん あんの青春～春を待つころ～

柴田よしきさんの「お勝手のあん」シリーズの２作目「あんの青春」を４日前に読み終えました。

大好きな仲良しのお小夜さま、お団子屋で出会ったおあつさま。品川宿の老舗宿屋「紅屋」の台所付き女中見習い・おやすは、人として、女料理人として、一日一日を大切に生きていく-。

おやすの唯一のお友達のお小夜様の縁談や、勘ちゃんの出奔、等の出来事とともに彼女の成長が描かれてます。

イマジン？

有川ひろさんの「イマジン？」を５日前に読み終わりました。

憧れていた映像制作の現場に飛び込んだ、良井良助。専門用語が飛び交う慣れない現場であたふたする良助だったが、作品と向き合う仲間たちの熱気に、焦がれるような思いを募らせ…。

映画製作の裏側を制作の下っ端の良助の目を通して解説しているかのようなお話です。
有川さんの「空飛ぶ広報室」の映画化を下地にしたらしい「天翔ける広報室」、「植物図鑑」の映画化を描いた「みちくさ日記」
そのほかに三篇を加えた連作物です。
なかなか面白く読みました。

６冊まとめて

昨日までに６冊、読み終えていますが・・・忙しいやら疲れやらですっかり放置状態になってしまってます。
簡単にリストアップしておきます。

「ハリネズミは月を見上げる」　　　あさのあつこさん
　　16歳の夏、私は彼女に出会った-。引っ込み思案な高校生・鈴美の前に現れた、凛とした雰囲気をまとう同級生の比呂。
　　自分と全く違う彼女に圧倒された鈴美は、その背中を追い始め…。

「夜の向こうの蛹たち」　　　　近藤史恵さん
　　美人作家として話題の新人・橋本さなぎの処女作に衝撃を受けた、小説家の織部妙。だが、文学賞のパーティで対面した橋本の完璧　　すぎる受け答えに、なぜか幻滅してしまい…。

「あきない世傳　金と銀　淵泉篇」　　髙田郁さん
　　　　　　　　毎回、うまくいきかけると問題が勃発。解決して、さあもっと上に・・という頃にまた難問が・・・

「ルビィ」　　　重松清さん
　　　　　　　死後の世界をおとぎ話っぽく読ませているけど、、、う～～ん、わかんないですね。

「アンカー」　　　今野敏さん
　　　　　　　　「ニュースイレブン」の名物記者・布施のシリーズ。４冊目かな。

「<銀の鰊亭>の御挨拶」　　小路幸也さん
　　　当主とその妻が焼死した高級料亭旅館<銀の鰊亭>で起きた火事。2人を助けようとした娘の文は怪我を負い、記憶を失う。だだ火　　事場には身元不明の焼死体が…。文の甥・光は刑事の磯貝と真相を追う。

背中の蜘蛛

誉田哲也さんの「背中の蜘蛛」を昨日読み終えました。

東京・池袋の路上で男の刺殺体が発見された。捜査は難航するが、「あること」がきっかけになり捜査が急転。半年後、東京・新木場で爆殺傷事件が発生。再び「あること」が転換点となり容疑者が浮かび…。

刑事の話の間に挿入される若い姉弟の話がどう繋がっていくのかわからないなぁと思っていたのが、
最後にきて謎解き・・・
しかし、ないとは思うけど、無いこととは言い切れない怖さがあり、今後一層監視社会の構築が進んでいくのを予感させられます。

銀色の国

逸木裕さんの「銀色の国」を４日前に読み終えました。

「死にたい」というツイートを繰り返す浪人生のくるみは、自助グループ<銀色の国>に導かれる。一方、自殺対策NPO法人代表の晃佑は、自殺した友人の死の原因を調べるうちに、ある恐ろしい計画の一端に辿り着き…

読み始めた頃、芸能人の自殺が続いていたころなので、どうにも読み進まず・・・
奇想天外な設定だったので面白いかどうかなのではなく、なんか怖いお話でした。