yamaの読書日記

 活字中毒のyamaが日々手にしている本のお話を綴っています。
 読んだ本についていろいろお話しませんか?

鬼役<三十> 暗殺

2020-08-24 19:28:08 | 時代小説
坂岡真さんの「鬼役」シリーズの30冊目になる「暗殺」を昨日読み終わりました。

このシリーズは毎回新たに登場する魅力ありそうな人が殺されたりして・・・シリーズに加わっていくことがなく、毎回同じ登場人物ばかりで少々飽きてきていました。
これで打ち止めにしようかなぁと思いながら読んでいたら、ナント、
卯三郎がクローズアップされて、その上どうも恋して結婚しそうな雰囲気です!

で、この次も読んでみようかなぁ・・・という感想です。
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罪の轍

2020-08-22 15:43:04 | ミステリー
奥田英明さんの「罪の轍」を今日読み終えました。

東京オリンピックを翌年にひかえた昭和38年、浅草で男児誘拐事件が発生した。しかし犯人が求めていたのは、大金でも、子どもの命でもなく…。犯罪ミステリ。

奥田さんの本は久しぶりに読みましたが面白かったです。
読み始めは、知恵遅れの青年が騙される話で、いやだなぁと思いつつ読んでいたのですが、次第に引き込まれて・・・

今日はスポーツクラブでいつも受けていたレッスンがあったのですが、さぼって読み進んでしまいました。
特に終盤は走ってるような展開でページをめくるのがもどかしい感じでした。
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国道食堂

2020-08-21 09:37:27 | その他
小路幸也さんの「国道食堂」を2日前に読み終えました。

ちょっと田舎にあるけれど、何を食べても美味しい食堂<ルート517>。そこは、お店の中にプロレスのリングがあって…。ちょっと変わった店に通う人々の様々なドラマを描く。
いや~、面白いお話でした。どの登場人物も出来過ぎの感がありますが、世間って繋がってるんだなぁと思わせてくれます。
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風を結う

2020-08-18 18:33:59 | 時代小説
あさのあつこさんの「風を結う」を今日読み終わったところです。

武士の身分を捨て、深川の縫箔(刺繡)屋・丸仙に弟子入りした一居。不審死した町医者の宗徳は、一居の過去を知っていたのか。剣術を愛する丸仙の娘・おちえと一居、ふたりの葛藤と成長を描く時代青春ミステリー。

「風を繡う」の続編になります。

あさのさんが描く男の人ってまっすぐで一途で・・・それゆえに危なっかしくて、読みながら母親のような気分にされてしまうことが多いです。
おちえと一居との対照的な位置取りも面白い。
長く続くシリーズにしてほしいですが、あさのさんってあまり長く引っ張らないんですよね。
そこがいいのかなぁ。心惹かれるっていうか気持ちが残るっていうか。忘れがたい思いがします。
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風の市兵衛 弐 残照の剣

2020-08-18 16:53:24 | 時代小説
辻堂魁さんの「風の市兵衛」シリーズの新作「残照の剣」を3日前に読了。

今回は可愛いお子様たちが出てこない寂しさがありますが・・・・最近は子供の登場が少ないんですよ・・・
結構面白かったですが、お話は完結してなくて今回のお話は次回に持ち越されたみたいです。
ということは、次回作は早く出てくるのかしら。
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警視庁文書捜査官 銀翼の死角

2020-08-18 16:48:35 | ミステリー
麻見和史さんお「警視庁文書捜査官」シリーズの新作「銀翼の死角」を5日前に読み終わりました。

羽田行きの飛行機でハイジャックが発生。380名余の乗員乗客が人質となり、犯人は要求が叶うまで不可解な推理ゲームにつき合うよう求める。その内容は難解かつ理不尽で、失敗のペナルティーに乗客が刺されてしまい…。

最近は聞くことも少なくなった『ハイジャック』を題材にした話ですが、なぜに文書捜査官が登場するのか?
なんとなくミスマッチの感じがしましたが。
そして最後のどんでん返し・・・え?え?え?でした。
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過ぎ去りし王国の城

2020-08-05 20:40:22 | その他
宮部みゆきさんの「過ぎ去りし王国の城」を昨日読み終えました。

中学三年の尾垣真が拾った中世ヨーロッパのこじょうのデッサン。
分身を書き込むと絵の世界に入り込めることを知った真は、同級生で美術部員の珠美に制作を依頼。
絵の世界にいたのは、塔に閉じ込められたひとりの少女だった。

宮部さんの書かれる突拍子もない世界に、いつもいつも驚かされます。登場する子供たちもいわゆる「いい子」ではなく影があったりひねてたりのんびりしてたり・・・
でも魅力ある子どもたちです。
ドキドキしながら楽しめました。
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まとめて

2020-08-01 09:42:50 | 全般
7月は疲れと忙しさで、更新をさぼってしまいました。
が、本は読んでいたので・・・簡単に羅列になりそうですが書いておきます。

〇 重松清さん「さすらい猫 ノアの伝説」

〇 松井今朝子さん「江戸の夢びらき」
荒事の開祖にして、最後は舞台上で刺殺されたカリスマ。信仰に近い人気を得て、今なお愛される名演目と斬新な演出を生み出した不世出の天才。謎多き初代市川團十郎の生涯を、元禄の狂乱と江戸歌舞伎の胎動とともに描き切る。

私は歌舞伎にほぼ興味がないので・・・面白かったかというと?なんですが、海老蔵がどのように始まり團十郎となり、そして何故今の時代につながっているのかを考えてみるそんな小説です。

〇 佐伯泰英さん「新・酔いどれ小藤次 鼠異聞」上下巻

〇 ほしおさなえ「紙屋ふじさき記念館」
「紙こもの市」で紙の世界に魅了された百花。会場で紹介されたイケメンだが仏頂面の一成が大手企業「藤崎産業」の一族でその記念館の館長と知るが、そりが合わない。だが、一成の祖母・薫子は百花が作った小物を気に入り…。

以前読んだ小説で紙のサイズが無茶苦茶沢山あるのは知ったのですが、紙の種類も和紙と洋紙の区別だけでなく、素材や漉き方、産地の違いでものすごい数の種類があると知りました。そしてその紙の使い方にもいろいろあって、この本で書かれているカードなんかの絵や写真が載ってるともっと楽しいなぁと思いましたが。次回作ではどんなものが作られるのかと興味津々です。

〇 小路幸也さん「三兄弟の僕らは」
突然の交通事故で両親を一度に失ってしまった朗・昭・幸の三兄弟。彼らを助けるべく、母方の祖母が家にやってくる。兄弟たちは、祖母と母の不仲の理由や父の出生の秘密などを知っていき…。

小路幸也さんの書かれるものは温かいのが多いですね。この本に登場する3兄弟の出来過ぎることと言ったら・・・すごい!

〇 伊吹有喜「雲を紡ぐ」
壊れかけた家族は、もう一度、ひとつになれるのか? 羊毛を手仕事で染め、紡ぎ、織りあげられた「時を越える布」ホームスパンをめぐる、親子三代の心の糸の物語。

登校拒否になっていた女子高生が、会ったことのない祖父のもとを訪ねて、羊毛の手触りに触れ糸を紡ぐことを始める。
そして次第に自分を取り戻していく再生のお話で心も豊かになります。


〇 近藤史恵「歌舞伎座の怪紳士」
家事手伝いの岩居久澄が、祖母に頼まれた観劇代行のアルバイト。久澄は徐々に芝居の世界にのめり込んでいく。けれど、一つ疑問があった。劇場でいつも会う親切な老紳士。あの人はいったい何者…?

歌舞伎に関してはまるで無知なので、勉強にもなりました。基本的な出し物を解説してもらいながらちょっとミステリアスな事件を解き明かす楽しみも加わって・・・意外にも楽しめます。

疲れて家でゴロゴロしてたので意外と読んでるなぁと・・・
出来たら簡単なコメントをと思っていますが、いつになるかなぁ。
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