JR9RVKの雑記的業務日誌

HF帯のモービル運用をメインに行うアマチュア無線局と、その免許人の備忘録。

FT-891Mのセパレートパネル取り付け位置をプチ変更

2024年04月09日 06時10分51秒 | シャック構築

シエンタの走行モービルで使用しているFT-891Mだが、UP写真のようにセンタークラスターの手前下側にセパレートパネルを取り付けてから、丸2年が経過した。当初は、まず取り付いてくれることを最優先に、助手席でも操作できるようにと決めたプランだったが、やはり満点ではないため不都合な状況も見えてきた。

その状況とは、ちょうどパネル上面の延長線上に私の目がある位置だったようで、上面にあるボタンを操作したい時は、少々身をのり出して覗き込むようにしないと見えない感じだ。それで先日、HV7CXの調整などが終わったこともあり「走行モービル環境の完成度を更に高めたい!」と思い始め、セパレートパネルの取り付け位置を少し変更してみることにした。

具体的には、セパレートパネルを現状より低い位置に移設させるのだが、セパレートパネルはセンタークラスターの湾曲面に沿うように板金加工を施した専用の丁番を2個製作&使用しているので、単に取り外し&取り付けだけでは済まない。

そこで、現状の丁番形状を移設先の湾曲面に合うように追加工することにする。で、その前に現状の取り付け位置をマスキングテープでマーキングし、セパレートパネルと湾曲丁番を取り外す。さらに、移設後の丁番位置を現物を当てて確かめながら、これもマスキングテープでマーキングしていく。

次に湾曲丁番の追加工。前回は購入したままの平板状態だったので、先端側から順番に現合で曲げていけばOKだったけど、今回は既に曲がった形状を別の曲げ方に変更する必要があったため、丸棒や角棒を何種類か利用して加工済みの形状を万力で潰さないように配慮しながら進めていく。これが少し面倒だったけど、始めから曲げていくよりも手数は少なくて済み、結果オーライとした。




出来上がった湾曲丁番は、脱脂を経てマスキングテープを頼りに超強力両面テープでセンタークラスターに貼り付ける。ちなみに今回の様子は写真を撮り忘れたため、上の写真はイメージとして前回の物を再掲載。実際は前回より貼り付け位置が20mmほど低くなっただけで、やってることは基本的に同じだ。

で、2個の湾曲丁番はセパレートパネル貼り付け側が同じ平面(当たり確保)になるように、板に当ててロックしてから貼り付け位置をねらう。この状態で丸1日以上(今回は他の予定もあったため、約38時間)放置して貼りつき具合を安定させてから板を外し、脱脂を経てセパレートパネルを貼り付けた。




そして、上の写真が完成状態&ワッチ中を2年前と同じシチュエーションを意識して撮ったものだ。1枚目の写真と比べて、エアコン風量ツマミやシフトレバーのストローク範囲からセパレートパネルが下側に離れていることがお分かりいただけると思う。

使い勝手などについては、当初の問題点だった上面のボタンが見えるようになったことの他に、セパレートパネルの傾き具合が直立側に近づいたため、液晶に日光が当たりにくくなった。これは寿命(劣化)に影響することなので、悪い話ではないと思う。

ただ、メインダイアルは少し回しにくくなった。これは位置が低くなったために、私の脚の左膝の真横に来たためなんだけど、この辺は私の姿勢を一部変えれば何とかなりそうだ。

これでFT-891Mの操作部は、通常の運転姿勢で全て視認可能になった。冒頭にも書いたけど、今年は多バンドアンテナを立ち上げた。ここ2年は電信運用の機会が増えたことで、走行モービルを含む電話運用が減る傾向だった。これをきっかけに、少し電話運用を増やすよう意識できればと思う。


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