団塊世代の人生時計

 団塊世代として生きてきた「過去」、「現在」、そして「未来」を、自分自身の人生時計と共に綴り、「自分史」にしてみたい。

さかえの店

2009-09-25 17:57:45 | 食べること
                さかえの店

                           2008年8月18日(月)

 職場の仲間に教えてもらい、繁盛しているという「さかえの店」に行った。品物はわずか「名物手づくり巻き寿司」(480g)と「名物手づくりおはぎ」(130g)の2種類だ。巻き寿司は650円、おはぎは140円也である。
 広島市安佐北区落合4丁目1の8マルコシ隣(082-845-7777)

 なにせ繁盛しているとあって、作り置きはない。注文してから巻きだすのだ。82歳!のおばあさんが巻いている。「この道一筋50年の味」とあり、50年巻き続けているせいか、肩が巻くのに適しているように湾曲している。「巻き寿司ロボット」を作ると、きっとこのような型になるだろう。丁寧に巻くし、先客もあったので、20分位待った。予約をしておけば良いのだが。

 早朝5時より製造しており、一日350本巻くという。完売すると店を閉めるという具合だ。完全に売手市場で、私も妻も「買わせていただく」という立場だ。

 この店のチラシが振っている。「50年位前から私が工夫してこの味を出すことが出来ました。どうか、あの世へ行くまでには一度食べてみてくださいネ!」今82歳だが、毎日朝早くから後片付けで遅くまで働いておられ、お元気そうなので、「あの世」はまだまだだろう。

 肝心の「味」であるが、寿司の方は薄味だが、味が十分のっている。具はたっぷり味を付けている。個人的には、もう少し「酢」が強い方が良い。ごはんは、もち米を少し入れているかのように、柔らかく炊いてある。少し固めの方が私の好みだ。

 率直に言って、私の母の作った巻き寿司の方が美味い。誤解のないように言っておくが、巻き寿司づくりが、私の母の方が上手いと言っているのではない。要は、私の味覚が母によって作られてしまっているのだということを言いたいのだ。

 「さかえ」とはこの店のおばあさんの名前だ。文字通り「栄え」ている。



(2009年9月20日、追記)
 標題を「味覚」から「さかえの店」に変更。

 9月19日、近くを通ることがあったので、久しぶりに巻き寿司を買いに寄ってみた。
 元気に巻き寿司を巻いておられた。84歳!だそうだ。




 ゆっくり、しっかり巻いておられた。


 具沢山。


 アンコが、1センチはあろうかという厚み。程好い甘さだ。






364PV,175IP






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