温泉ドラえもんのブログ

全国の秘湯巡り、昆虫、野鳥、植物、野菜づくり、小さな実験室などを中心に写真とともに掲載します。

ネキトンボ (根黄蜻蛉)の連結 ショウジョウトンボに似ていますが!

2022年09月15日 | 昆虫
① カラスウリの若い果実(ウリボウ)が生っていました。

② 池では赤いトンボが連結して飛んでいました。
 最初、ショウジョウトンボ(猩々蜻蛉)かと思いました。

③ しかし、連結している後ろのメスは、ショウジョウトンボ(猩々蜻蛉)とは全く違います。

④ ネキトンボ (根黄蜻蛉)の連結です。
 ネキトンボ (根黄蜻蛉)とショウジョウトンボ(猩々蜻蛉)の違いは脚や胸で判別できますが、翅の紋の色も異なります。

⑤ これは、ショウジョウトンボ(猩々蜻蛉)です。


ササキリ(笹螽蟖) ササにすむキリギリス!

2022年09月14日 | 昆虫
① 里山のサンショウの果実がはぜ、黒色の種子が出てきました。
 山椒を見ると「うな丼」が食べたい「食欲の秋」ですねえ。

② エノコログサの茎に小さな昆虫が止まっていました。

③ 体の上半分が黒色のササキリ(笹螽蟖)です。
 名前は、まさに「ササ地に棲むキリギリス」です。

④ 横から見ると、産卵管があるので「メス」です。
 オスは、昼夜問わず「シリシリシリシリシリ……」と目立たない鳴き声で鳴いています。


イボバッタ(疣飛蝗) 地面に溶け込む!

2022年09月13日 | 昆虫
① 隣の神社で独占状態だった「ツクツクボウシ」の鳴き声も少なくなってきました。

② 庭を歩いていると、「ピョン」と跳ぶ小さなバッタがいます。
イボバッタ(疣飛蝗)です。
 
③ 灰色っぽいゴツゴツしたバッタなので地面にいると溶け込んでいて、動かないと気づかないバッタです。

④ 胸部にはギザギザした突起あるので、それを「イボ(疣)」に見立てて「イボバッタ(疣飛蝗)」という名前がつきました。
 年1回発生し、卵で越冬します。
 5~6月に孵化し、2か月ほどの幼虫を経て成虫になります。


ナガコガネグモ(長黄金蜘蛛) ショウリョウバッタを20秒でグルグル巻き!

2022年09月12日 | 昆虫
① 草むらを歩いていると、飛び出した「ショウリョウバッタ」がナガコガネグモ(長黄金蜘蛛)の網にかかりました。

② すると、ナガコガネグモ(長黄金蜘蛛)は、糸疣から糸の束のようなモノを出し、獲物をグルグル巻きにしていきました。

③ よく見ると、糸を出す穴が複数あり、一本でなく束状になって吐き出されています。
 これまで、一本の糸でグルグル巻きにしていると思ったので、驚きの発見です。

④ 体の向きを変え、獲物をミイラのように包んでいきます。

⑤ 糸も後脚で調整しているようです。

⑥ 獲物をグルグル巻きにするのに、たった20秒です。

⑦ 近くでナガコガネグモ(長黄金蜘蛛)の卵のうを2個見つけました。
 この卵のうの中には、900個ほどの卵が入っています。
 卵は、秋に孵化し、幼体は冬の間は卵のうの中で過ごします。
 


ミカドトックリバチ(帝徳利蜂) 徳利の中に蛾の幼虫4匹!

2022年09月11日 | 昆虫
① 葉の上にミカドトックリバチ(帝徳利蜂)の巣を見つけました。

② 泥で作られた巣は、まさに「トックリ(徳利)」の形です。

③ 中にミカドトックリバチ(帝徳利蜂)の餌となるガの幼虫を入れると、穴をふさぎます。
 しかし、まだ穴が開いていたので、ガの幼虫を運び込む姿を写そうと待ちましたが、なかなか来ません。

④ どうしても徳利の中を見てみたいと思い、巣を壊してみました。
 4匹の青虫が入っていました。
 産み付けられたミカドトックリバチ(帝徳利蜂)の卵から孵化した幼虫は、この青虫を食べて育ちます。

⑤ これは、以前撮ったものですが、 ミカドトックリバチ(帝徳利蜂)がガの幼虫に麻酔をかけている様子です。


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