柚子の里で

囲炉裏民宿“柚子の里和三郎”のブログ

トビウオ

2017年11月16日 19時34分29秒 | グルメ

飛魚摘入汁

トビウオは、春になると黒潮に乗って北上し

秋になると下ってきます

だから、南四国では、初夏と今くらいがよく獲れる時期です

トビウオはおろして皮をむき、小骨を抜きます

ぶつ切りにして、あたり鉢であたります

生姜汁、塩、白味噌少々と1割くらいの卵白を加えてあたる

昆布出汁、もしくは煮切り酒、豆乳などを加えて

ゴムベラからなんとか落ちるくらいまでのばす

そのままでは食感が硬いし

ゆるすぎると、トビウオのぷりっとした食感がなくなって

鰯などと区別がつかなくなってしまう

一割の山芋のすりおろしを加えます

山芋を加えるとまとまりがよくなり、加熱後の食感もよくなる

昆布出汁に5%らいの酒を加え、80~90℃にたもち

トビウオのすり身を落としてゆく

灰汁をひいて、塩、淡口醤油で味を加減する

椀に盛って洗い葱を天盛りにして

スダチか生姜を搾る

昆布は、60℃くらいがいちばん旨味が出ます

80℃を越えると、ほとんど旨味はでない

そして昆布臭さやぬめりがでてきます

だから昆布を入れっぱなしだと、美味しくできません

湯豆腐やちり鍋なんかも入れっぱなしで高温が続くと

昆布臭さが出てくる



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