阿波尾鶏と分葱と若布のてっぱい
生の鳴門若布や、地元のわけぎが出回る季節になりました
てっぱいとは、鉄砲和え=芥子酢味噌和えのことです
鶏胸肉(笹身でもいい)は、皮を取って70~80℃の湯で茹でます
薄い塩味にします
生姜ひとかけと長葱の葉、皮も一緒に入れる
指で摘まんで弾力が出てきたら引き上げる
硬くなると火が入りすぎです
7~8割くらい火が入って、中心部が淡いピンク色くらいが美味しい
分葱と若布のシャキシャキした食感に、弾力のある鶏肉が加わると
食感のアクセントができて雄々しいのです
分葱は先を摘んで、銅板を入れた湯で塩茹でして笊にあげます
団扇で扇いで冷ます
冷水に落とすと、水っぽくなります
麺棒や擂粉木などで、ぬめりを押し出す(ここで先を摘んだ意味が出てくる)
若布も銅板を入れた鍋で茹でて冷水にとり、筋を取り除き、一口大に切ります
玉味噌に芥子を加え、米酢と柚子果汁を加え
若布、鶏肉、分葱を和えます
器に盛って、ふり柚子をする
白玉味噌は、白味噌200gに酒30cc、味醂15cc、砂糖大匙1、卵黄1ヶを加えて
元の硬さになるまで弱火か湯煎で煉り揚げます
水嚢で漉します
玉味噌は作っておくと、ぬたの他に田楽味噌などに利用できます
鶏肉でなくて、酢〆のサヨリやイワシなどでもいいし
もっと春めいてくると、蛤や浅蜊などでも美味しい
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