goo blog サービス終了のお知らせ 

湘南徒然草

湘南に生まれ、育ち、この土地を愛し、家庭を持ち、子育てに追われ、重税に耐える一人の男の呟き。

「ハリスの旋風」と自由への問いかけ

2008-08-07 11:47:15 | Weblog
私が自由について考え始めたきっかけは
子供のころ大好きだった「ハリスの旋風」という漫画でした

石田国松という主人公は
チビだけど喧嘩が強く、運動神経抜群
すべての運動部に所属していました
ただし勉強は苦手でした

ハリス学園は私立中学のはずですが
石田国松は貧しい家の子供で
屋根に石をのせた掘っ立て小屋のような家に住み
父親の職業は屋台のラーメン屋でした

痛快な漫画で、当時の子供達には大変な人気でした
石田国松は子供達の憧れでした

その石田国松が、ある時、髪を切れと命じられました
石田国松は考え込み
こう、ひとり言を言いました

「俺はいままで、自由に生きてきた。」

そのシーンの印象は強烈でした
それまでの「ハリスの旋風」の石田国松の陽気な感じがありませんでした

子供の私には
石田国松が、髪の毛のことで、そこまで深刻に考えるのが意外でした
にもかかわらず、強い内面的な共感を覚えたのでした
それは漫画を楽しむという感じとは異質なものでした

そして・・・それからずっと
わたしは自由について考え続けているのです

自由に生きたいという内なる衝動と
自由とは何かという、自らへの問いかけ
それがずっと続いています
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 自由が文化を創る | トップ | 自由についての哲学的啓示 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

Weblog」カテゴリの最新記事