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湘南徒然草

湘南に生まれ、育ち、この土地を愛し、家庭を持ち、子育てに追われ、重税に耐える一人の男の呟き。

無限責任・・・連帯保証人制度の問題点

2010-06-02 19:18:20 | Weblog
皆さん「連帯保証人」という言葉を聞いたことがありますか

私は、つい先日も

「連帯保証人」という欄に、サインと押印をしました

そうしなければ、金融機関は融資をしてくれません

金融機関は、融資の際は、土地建物を担保に取ります
その上で、債務者に
親族や知人を連帯保証人に立てさせて、債権の保全を図るのです

金融機関は、貸した金を回収するためには
当事者から取れなければ、土地建物を押さえて売却し
それでも足りなければ、第三者からも取り立てるのです

こんな酷い条件を呑ませて
やっと金を貸すのが、日本の金融機関です

商売をしている以上、資金は必要です
自己資金だけでは、小さな商売しかできません
自己資金以上の事業をしようとすれば
どうしても金融機関から、金を借りなければいけません
そうすると、この、とんでもない条件を呑まされるのです

連帯保証人になることで
とてつもない債務を負わされ
自殺者となる人も少なくありません

そんなわけで、この制度を変えようという動きがあるそうです
しかし、ニュース報道でみるかぎり
連帯保証人には充分な説明をしろというような、軽い制度改正のようです
これでは、連帯保証人制度の欠点を直す実効性はありません

連帯保証人制度の根本的な問題点は”無限責任”です

私は商取引では安易に無限責任を認めるべきではないと考えます
一寸先は闇という言葉もあります
どんなに真面目に商売をしていても、予想通りに行かないことは多く
結果として、約束は守れず、債務不履行というケースも出てくるのです

安易に連帯保証人に無限責任を負わせれば
債権者と債務者がグルになって、連帯保証人から全財産を巻き上げる
・・・ということさえ、簡単にできるのです
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