湘南徒然草

湘南に生まれ、育ち、この土地を愛し、家庭を持ち、子育てに追われ、重税に耐える一人の男の呟き。

私は当初このニュースをどう受け止めたか・・・STAP細胞は存在する

2020-10-29 18:41:56 | Weblog
STAP細胞のニュースを聞いた時の興奮は今でも憶えています
その朝、ミーティングの時に、当時我が社にいた二人の秘書を相手に

「これは凄いことだ、オレが考えていたことなんだよ」

と話したのです

私は細胞の分化に自分流の仮説を持っていました
細胞の分化は、分化の系統樹(という呼び名があれば)に従って起きていく
肉体の中で、シンプルなシステムにより、系統に従い、その順番に変化していく
皮膚の細胞から爪が出来たり、血管の細胞から心臓ができたり・・・

「酸やストレスで変化するというのがいい」
「皮膚だって、激しく使えば堅くなり、タコができるではないか」

私が山中氏のIPS細胞にあまり興味が無かったのは
それが偉大は発明であり
再生医学に大きな貢献をするであろうことは理解できましたが
私の仮説には直接関係が無い技術的な話だったからでした

私は、ずっと昔から、自分なりの仮説を持っていて、その朝も

「オレが商売で成功したら、研究所を作り、この研究をしたいんだ」

と、話をしたくらいです

ただ、私はそれ以上の興味は続きませんでした
シンプルな刺激で細胞の分化が起きるというところまではいいのですが
分化の系統樹に従って変化していくという私の仮説とは違いますし
報道が、研究の中身よりも
研究とは関係無い小保方さんの個人的な部分に集中し、違和感があったからです

その後、小保方さんへのバッシングが始まり
何が何だか分からなくなりました
再現実験がされることになり、少し安心したのですが
結局、再現実験は失敗しました

そして、マスコミを通じて伝えられる小保方さんの言い分は
私には、とても科学者の言葉とは思えませんでした
それでもなお、釈然としない気分は残りました
なぜ、こんなにも未熟な若い研究者に
内外の一流の研究者達が騙されてしまったのか・・・










コメント
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