綾瀬市議・上田博之のあやせタウンWebニュース【ブログ版】

神奈川県綾瀬市政の動きを縦軸にしつつ、
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綾瀬市会議員 上田博之(日本共産党)です。

◆通夜、告別式のない「直葬」が増えています

2010年09月27日 | 綾瀬情報いろいろ

 通夜、告別式のない「直葬」と呼ばれる葬儀に参列してきました。

 「直葬」とは、一言で言えば、火葬だけを行うお葬式です。これまでお葬式と言えば、通夜と告別式を行いその後火葬を行いましたが、直葬では2日間の宗教儀式を省略し、最後の火葬だけを行います。ですので、「
火葬式」とも言われるようです。

 私はご遺族から相談を受け、遺族とともに葬儀屋さんと打ち合わせをさせていただきました。式は滞りなく、悲しみのなかで無事とりおこなわれましたが、私には、納得のいかないことが2点あり、綾瀬市も共同運営させていただいている大和斎場でしたので、事務局長さんらと懇談させていただき、要望をさせていただきました。

 まず、一点目は、大和斎場に遺体を安置させていただいたのですが、安置している間、遺族もいっさい対面ができないという悲しい取り決めになっていたことです。
 経過をお聞きしましたら、1年ちょっと前までは会うことができていたそうですが、遺族だけでなく会社関係の方などが断続的に、また遅い時間に来られたりすることもあり、係りの者の手が回らなくなり廃止したそうです。
 私は、昼間の時間の一定の時間だけでも予約をするなどして、せめて遺族は対面できるようにしてほしいと要望いたしました。
 今回の事例では、遠方から駆けつけた息子が火葬式まで会えないということになってしまったのです。

 二点目は、お別れ式の時間があまりに短かったことです。遠方から駆けつけた息子は、炉の前で亡き母とやっと対面できたのですが、その10分後には棺にふたがのせられ、その5分後には炉に入れられてしまったのです。
 私は事前の葬儀屋さんとの話し合いのとき、葬儀屋さんが20分くらいの火葬式とされていたので、せめて30分くらいにできないかとお願いし、開始時間を10分早めていただいたのに、逆に15分で終わってしまったのです。棺にふたがされようとしたとき、「もう少し時間をいただけませんか」と葬儀屋さんに耳打ちしたのですが、だめでした。
 すべてが終了し、遺族の方が帰られたあと、大和斎場、葬儀屋さん、そして私の3者で話し合いました。その結果、大和斎場の考え方と葬儀屋さんのとらえ方にすれ違いがあったことも判明し、また、双方とも、遺族の方の心情に対する配慮が不足していたことに気づいてくださり、「今後に生かしたい」ということになりました。

 直葬を選択される方はここ数年急増されているそうで、東京では30%くらいに、大和斎場でも20%に近づいているそうです。

 直葬、という新しい葬儀のあり方に合わせた、斎場としての気遣いが必要なことに思い至っていただきました。今後の対応に期待したいと思います。


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 上記の要望に対し、大和斎場から回答がありました。
 ここをクリックしてご覧ください。


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