原子力空母の艦載機がまたNLPを行うと通告してきました。
訓練を行う硫黄島の天候が悪くて所要の訓練ができなかったときに、厚木基地を使って訓練をするという内容です。
硫黄島では、4月27日~5月7日まで。
厚木基地では、5月5日~5月10日まで、。
時間は18時~22時。
綾瀬市議会では、周辺の他の議会とも連携して、「厚木基地周辺市議会基地対策協議会」名で、「厚木基地における夜間連続離着陸訓練の中止について」という要請を20日に行いました。
「NLPはすべて硫黄島で行い、厚木基地では決して行わないよう貴職に繰り返し求めてきた本協議会としては、到底容認できるものではない。」「貴職においては、昼夜航空機騒音に苦しむ厚木基地周辺住民の心情を理解され、すべての訓練を硫黄島において実施するよう強く要請する。」という内容です。
さて、このように爆音被害軽減が悲願なわけですが、綾瀬市議会では、次のような驚くような発言がされています。
2007(平成19)年12月議会の基地対策特別委員会での議事録です。
Y議員「先程来、受忍の限度を超えているという問題が話し合いされていますけれども、市民が反対するという話も出ています。市民というのはいろんな人がおりまして、反対していない人もいるわけです。現に私の近所ですけども、自衛隊の宿舎があります。官舎があります。ここに住んでいる市民の方々はまず反対ではないと。そのほかの一般市民の方々でも、すべての市民が反対するということはまず考えることはできないと思いますね。
その受忍の限度を超えてなぜ存在するのか。もっと根本的なところを考えていくと、国の守りのためにあるので、何もいたずらに音を出して遊んでいるわけじゃない。そこの辺のところを抜きにして、この議論をしてはいけないというぐあいに私は思います。国がなくして国民の安全も安心もないわけです。イスラエルでしょうかね。自分の国の都市を持たない民がどれほど辛酸をなめるかという、そういう例もあるわけですから、国を守るという点は非常に大事なことだと思います。
先程来論議されている市民の負担軽減ということは、これは確かに必要なことではあるかもしれないけど、もっと大もとに立ち返った議論をすべきであって、国防ということで、確かにうるさいのは御免なんだけれども、国の守りのために我慢しましょうという市民も多くおられるという観点からの議論が全然されていない」
この発言を受けて、
N議員「先程のY議員の言われた喜ぶというか、反対はしない人がおるという言葉のその続きなんですが、私も飛行場があるから綾瀬にいるんであって、うるさいだとか、やかましいだとかという範囲じゃないんですよね。ジェット機騒音があるからこそ私の会社があそこにあるし、40年近く前に、当時、神奈川県の公害防止事業団のあっせんで、30社近くがあの工業団地に進出してきました。横浜、川崎、鶴見の製造業者ばかりです。騒音、振動が異常に発生する会社ばかりです。現在大分さま変わりしましたが、いまだに騒音の極端に発生する企業が何社もあります。最近サントリーができまして、トレーラーが行き交うようになって、振動に対しては非常に苦慮しているところなんですが。
ですから、仮に飛行場がなくなって、ジェット機が何も飛ばなくなって、音が何もしない。これは最高に環境はいいと思うんですが、我々の会社はまたどこかへ引っ越さなきゃいけなくなっちゃうので、我慢できる程度であれば、我々の企業は一切クレームはつけません。私が議員をやっているのも飛行場のおかげです。もとをただせば。飛行場があったがために横浜からあそこへ連れてこられて、極端な騒音企業であります。一とき煙で苦しめられた時期もありましたが、今は音に関しては変な話、出しほうだいであるし、上空を飛ぶジェット機に対して一切うるさいとかいうことはございません。私も市民です。法人も市民の1人と考えてもいいと思います。そういう人たちもいるということを御承知おき願いたいと思います。」
引用文中の「煙で苦しめられた」とあるのは、産業廃棄物処理業者「エンバイロテック」のダイオキシン汚染をさします。
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