たわ言

思いつくまま

成人式〔聖人式〕

2018-01-08 14:41:07 | 日記
 今日は成人式、わが彩姫が大阪府〇市の出身中学で行われた式に列席した。

 成人式という成人という達成目標に到達したということではない。聖人式と言ったほうがよいように思う。聖という方向目標の出発点に立ったと、わたし的に解している。

 聖とはその昔には民族信仰のシャーマンの司祭者を言い。仏教伝来後は徳の高い高僧をさし、平安時代に末法思想の伝来とともに寺院から離れ、深山の草庵に住んだり、遊歴しながら念仏する「念仏聖」など「ヒジリ」をいう。
 西洋では聖は聖ヨセフ・聖母マリア・聖パウロなど、サン・セントなどと英語・フランス語・スペイン語などで読み方が異なるが、サンとかセントを冠する河川や島嶼、地名につけられているのが数知れない。すっかり聖が定着している。

 我が国では子供の成長に合わせて祝う習慣があって、七・五・三のお祝い、立志式、元服を祝うなど、成人式もその一つに位置付けされる。
 国の内外いずれにかかわらず「聖・ヒジリ」なる高邁な人格を目指す人になろうという方向目標を立てることだとすると、聖人式と考えてもよいのでは。 やがて平成が終わって次の時代が来る。 その時の思想構築に繋がるヒントが見えてくるのではないか。      まいる
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