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寄木細工のお店を発見

2016-08-27 08:02:45 | Weblog

 おはようございます。

 早雲寺から箱根湯本まで、富士屋ホテルと町役場の方角に行けば近道のようですが、私たちはまたバス通りまで下って回り道をしました。お土産屋さんやお寺があれば立ち寄ろうと思ったためと、急な下りの階段があると怖いからです。

 しかしほとんど何もなく、立ち寄れたのは寄木細工のお店、木路だけでした。実は寄木細工の工芸品は駅そばのお土産屋さんにたくさんあるし、ここから持ち帰るのも面倒と思っていました。でも工房のお店も近くにあったはず、時間の余裕もあり、見学だけと思い入りました。外見はそば屋さん風の気楽そうなお店。中にお客もなく、ゆっくりできました。お茶も頂いて。

 このお店だけでも、箱根細工の、素晴らしい品々が見られたと思いました。昔の作品から今の流行を取り入れた新製品まで展示されていました。伝統のある箱根のホテルやお寺には、寄木細工の道具は各所にあるでしょう。床や部屋の飾りにもあるでしょう。これらを見て、箱根細工の芸術性は十分に見られるはず。でも、このお店は箱根細工の新しい可能性を見られます。要するに創造性を刺激されるお店なのです。

 余談ですが、ドイツに帰国した義理の叔母のお父さんは、ボン大学のマイスターでした。寄木細工のタンスを小さい時から死ぬまで自宅の工房で制作し、時々大学に教えに行っていました。箱根細工の模様を大きくした、和ダンス程度の衣装入れが得意だったようです。お土産にベンツとタンスをくれると言われました。でも、船で送るのは大変です。もちろん断りました。貰っていたら凄い骨董品になっていたかも。でも処分に困るだけでしょう。

 もうひとつ余談。父は旧制成城高校の数学の教授、新制になり成城学園高等科の数学を教えていました。そのような関係で東大の教授や大会社の重役に教え子がいました。彼らから箱根細工のマジック小箱を頂いて、私は小さい時から箱根細工に親しんでいました。捨ててしまったこの箱は私のおもちゃでした。寄木細工はおもちゃだと子供の時は思っていました。

 今回初めて、箱根細工の寄木作りの方法までお店の人に教えてもらえました。想像していた方法でしたが、びっくりするほど精巧でした。細やかなお礼にと、小さなお皿とキーホルダーをいくつかお土産として買いました。重たいのは嫌い、小さいし邪魔でなく、とても安価。割引も。もちろん、上を見たらきりがない、良い品があります。奥さまやお嬢様のお土産がいるなら、ぜひ立ち寄って見てください。

 今日はここまでにします。

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