おはようございます。
昔、言語処理の研究に役立つと思い頭脳や思考や錯視の本を読みました。ギリシャの哲学者の言葉から感覚は5つと言われますが、進化の過程で退化した器官があり、もっとあるそうです。
外部情報の80%以上を人は眼から得ます。嗅覚、触覚、聴覚、味覚は直観的で、視覚は極めて高度です。脳幹、間脳、小脳、側頭葉、大脳、各部の連合野などが関係し、肉体と精神の運動や状態で視覚が変化し、逆に視覚が肉体と精神に影響します。
妻は硬膜下血腫摘出手術で側頭葉を痛め、目に障害が残り、歩道にいても車道の車に危険を感じています。シャトル落下位置の判断も間違えます。後遺症と加齢が重なり視覚が低下しました。
私は物が二重に見え、右目と左目の遠近感が違い、白線に従う運転が下手になり、異常を感じCT検査し、脳幹に影が見つかりすぐ入院。ステロイドインパルス治療で命拾い。まだ薄暮と夜の運転は怖いため控えています。
妻は今も愛犬並みの聴覚、私が聞こえない物音や鳴き声が聞こえ、私以上に臭いと味に敏感です。私は加齢で視力も低下。でも視覚情報処理能力はだいぶ戻りました。五感は個人で違い、その時の体調、精神状態でも変わります。
運動連合野が一部の筋肉を収縮させ、一部の筋肉を弛緩させ、手足が動きます。ペダルを踏む時、腿の裏側の筋肉が収縮し、表側が伸びるでしょう。間違えてアクセルを踏むのは色々な筋肉が異常に収縮した結果かも。
お金持ちは運転手を雇えます。タクシーも使え困りません。村のお金がない年寄は困ります。車の安全機構は色々あり、暴走防止機能付き車に限る高齢者免許が審議されています。きっとすぐ法令化しますが、効果に私は疑問です。
年齢制限と免許返納で高齢者に売れません。お偉いさんが集まり考え、制限付き免許の普及促進を図り、機能付きの新車を高齢者に買わせます。また学者、役人、業界の焼け太りを狙う毎度の話です。でも貧乏人は買えません。
信号機に無線機能を付け、車が信号を受信するシステムが導入されると新たな問題が生まれるでしょう。複雑系は予想外の課題が表面化し、新しい問題が生まれます。
ボケない秘訣は運動、栄養、人付き合い。車を取り上げ、出不精にすると、ボケた要介護者が増えるでしょう。負担は社会全体で負います。世の中は予測不能の複雑系。だからこそ私は何事も自業自得と考え、個を大事にしています。
人の眼は劣化しやすく、見えている世界は錯覚です。健常者以上の視覚情報処理、信号や障害物を認知する眼が必要です。自律した個があり複雑系のシステムは機能します。何事もまず自律。量子コンピュータの眼が車に必要だと私は思います。
安全運転シリーズはこれで終わり。バドミントンブログに戻り、旅行記をしばらく書きます。宜しくお願いいたします。今日はここまでにします。