(原題:300)
【2007年・アメリカ】試写会で鑑賞(★★★☆☆)
フランク・ミラー原作のグラフィック・ノベルを実写映画化した歴史スペクタル映画。
歴史上もっとも熾烈な闘いのひとつとして語られている【テルモピュライの戦い】がモチーフにされている。
紀元前480年。スパルタ王レオニダス(ジェラルド・バトラー)の元にペルシア帝国からの使者がやって来る。幾千もの国々を征服してきたペルシア帝国の次なる標的は、スパルタをはじめとするギリシアの地。国を滅ぼされたくなければ、ペルシアの大王クセルクセス(ロドリゴ・サントロ)に土地と水を差し出し、服従の証を立てろと使者は言う。『服従か、死か』と問われ、レオニダス王は躊躇うことなくペルシア帝国の使者を葬り去る。スパルタは、すべてが神の神託=法によって定められる。レオニダス王は、神々に開戦の許しを乞うために、司祭の元を訪れる。託宣者であるオラクルから告げられたのは、スパルタ軍の出兵を禁じるものだった。神託は絶対である。しかし、このままではスパルタがペルシア帝国に侵略されてしまう。実は司祭たちはペルシア帝国から賄賂を受け取り、嘘の神託をレオニダス王に告げていたのだ。レオニダス王は、散歩に出ると言い、300人の屈強な戦士を連れて、迫りくる100万のペルシア大軍を迎え撃つために旅立っていく。レオニダス王にはある作戦があった。海岸線の狭い関門=ホットゲートに敵を誘い込めば、大軍の利点を封じることができる。テルモピュライまでやってきたレオニダス王たちは、海岸線を延々と埋め尽くすペルシアの大軍を目の当たりにする。100万もの兵を前にして、スパルタの戦士達は嬉々として闘いに挑んでいく…。
アメリカでは興行収入が2億ドルを越す大ヒットとなった本作。
アメリカ軍兵士に大人気みたいですね。
「シン・シティ」などで知られるフランク・ミューラー原作のコミックがあくまで元となっているので、「トロイ」や「アレキサンダー」、「キングダム・オブ・ヘブン」のような作品を期待すると肩すかしを食らうかもしれません。
スパルタの戦士達の出で立ちは、黒いパンツに赤いマントだけ。
この屈強な肉体だけを武器にペルシア軍に立ち向かっていきます。
そして彼らの後に高く積み上げられているのは、殺したペルシア軍の兵士たち。
地鳴りを響かせて押し寄せるペルシア大軍に、スパルタの戦士達は怯むどころか胸を躍らせて闘いに挑んでいく。
空を真っ黒に覆い尽くして降り注ぐ敵の弓矢さえも豪快に笑い飛ばしていく。
スパルタの戦士は絶対に退かない。
スパルタの戦士は絶対に屈しない。
首や足や手が飛びまくる激しい闘いが次々と繰り広げられていきます。
ペルシアの大王クセルクセスもさまざまな兵士を繰り出してきます。
黄金の仮面を着けた最強の戦士たちが集まる死の軍団。
10メートル越すと思われる巨大な像。
凶暴なサイにまたがった兵士。
5メートルはある怪力を持った巨人。
爆弾を操る魔術師たち。
「荒野の7人」などに代表される、大軍に僅かな人間で立ち向かうってストーリーは大好き。
でも後半になってくると『戦場で戦って死ぬことが美学』みたいな、闘いが目的ではなく行為に終始するようになってきて、ちょっと食傷気味になってしまいました。
何だか軍国主義の洗脳ビデオでも観てるような感じ。
この作品を観たときの気分の問題なのかなぁ?
監督はザック・スナイダー。
「シン・シティ」「300」と大ヒット連発で、フランク・ミラーの作品は大注目みたいですね。
次は「Ronin」という作品の映画化が決定している。
日本の浪人が近未来のニューヨークで怪物たちと戦うというモノらしい。
2007年6月9日公開
公式HP:300<スリーハンドレッド>
■フランク・ミラー原作の映画化作品「シン・シティ」はこちら
【2007年・アメリカ】試写会で鑑賞(★★★☆☆)
フランク・ミラー原作のグラフィック・ノベルを実写映画化した歴史スペクタル映画。
歴史上もっとも熾烈な闘いのひとつとして語られている【テルモピュライの戦い】がモチーフにされている。
紀元前480年。スパルタ王レオニダス(ジェラルド・バトラー)の元にペルシア帝国からの使者がやって来る。幾千もの国々を征服してきたペルシア帝国の次なる標的は、スパルタをはじめとするギリシアの地。国を滅ぼされたくなければ、ペルシアの大王クセルクセス(ロドリゴ・サントロ)に土地と水を差し出し、服従の証を立てろと使者は言う。『服従か、死か』と問われ、レオニダス王は躊躇うことなくペルシア帝国の使者を葬り去る。スパルタは、すべてが神の神託=法によって定められる。レオニダス王は、神々に開戦の許しを乞うために、司祭の元を訪れる。託宣者であるオラクルから告げられたのは、スパルタ軍の出兵を禁じるものだった。神託は絶対である。しかし、このままではスパルタがペルシア帝国に侵略されてしまう。実は司祭たちはペルシア帝国から賄賂を受け取り、嘘の神託をレオニダス王に告げていたのだ。レオニダス王は、散歩に出ると言い、300人の屈強な戦士を連れて、迫りくる100万のペルシア大軍を迎え撃つために旅立っていく。レオニダス王にはある作戦があった。海岸線の狭い関門=ホットゲートに敵を誘い込めば、大軍の利点を封じることができる。テルモピュライまでやってきたレオニダス王たちは、海岸線を延々と埋め尽くすペルシアの大軍を目の当たりにする。100万もの兵を前にして、スパルタの戦士達は嬉々として闘いに挑んでいく…。
アメリカでは興行収入が2億ドルを越す大ヒットとなった本作。
アメリカ軍兵士に大人気みたいですね。
「シン・シティ」などで知られるフランク・ミューラー原作のコミックがあくまで元となっているので、「トロイ」や「アレキサンダー」、「キングダム・オブ・ヘブン」のような作品を期待すると肩すかしを食らうかもしれません。
スパルタの戦士達の出で立ちは、黒いパンツに赤いマントだけ。
この屈強な肉体だけを武器にペルシア軍に立ち向かっていきます。
そして彼らの後に高く積み上げられているのは、殺したペルシア軍の兵士たち。
地鳴りを響かせて押し寄せるペルシア大軍に、スパルタの戦士達は怯むどころか胸を躍らせて闘いに挑んでいく。
空を真っ黒に覆い尽くして降り注ぐ敵の弓矢さえも豪快に笑い飛ばしていく。
スパルタの戦士は絶対に退かない。
スパルタの戦士は絶対に屈しない。
首や足や手が飛びまくる激しい闘いが次々と繰り広げられていきます。
ペルシアの大王クセルクセスもさまざまな兵士を繰り出してきます。
黄金の仮面を着けた最強の戦士たちが集まる死の軍団。
10メートル越すと思われる巨大な像。
凶暴なサイにまたがった兵士。
5メートルはある怪力を持った巨人。
爆弾を操る魔術師たち。
「荒野の7人」などに代表される、大軍に僅かな人間で立ち向かうってストーリーは大好き。
でも後半になってくると『戦場で戦って死ぬことが美学』みたいな、闘いが目的ではなく行為に終始するようになってきて、ちょっと食傷気味になってしまいました。
何だか軍国主義の洗脳ビデオでも観てるような感じ。
この作品を観たときの気分の問題なのかなぁ?
監督はザック・スナイダー。
「シン・シティ」「300」と大ヒット連発で、フランク・ミラーの作品は大注目みたいですね。
次は「Ronin」という作品の映画化が決定している。
日本の浪人が近未来のニューヨークで怪物たちと戦うというモノらしい。
2007年6月9日公開
公式HP:300<スリーハンドレッド>
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シン・シティ プレミアム・エディションジェネオン エンタテインメントこのアイテムの詳細を見る |
シン・シティ スタンダード・エディションジェネオン エンタテインメントこのアイテムの詳細を見る |
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あの日、けっきょく起きられなくて、予定していた「ゾディアック」観れなかったんだお。
なので、来週これと「ゾディアック」を連荘する予定。
>観たんだw
背景全編CGと、かなり完成された映像を楽しむことができましたよ。
歴史映画と言うよりヒーロー映画ですね。
>来週これと「ゾディアック」を連荘する予定。
「ゾディアック」気になるよね。
作品もそうなんだけど、デビッド・フィンチャーが作るオープニングが今度はどんなのか?
毎回楽しみなんですよね。
早々に試写会で鑑賞しましたが、史実を踏襲しながらもファンタジーになっていましたね。
スパルタ式の教育が決して正しくは無いことは明白ですので、戦うことの美学よりも、やはり愚かさと滑稽さを描いているように感じました。
こちらもTBさせていただきますね。
>スパルタ式の教育が決して正しくは無いことは明白ですので、戦うことの美学よりも、やはり愚かさと滑稽さを描いているように感じました。
そうですよね。
ともやはあくまでもコミックのヒーローモノを観る覚悟で鑑賞したのですが、ちょっといろいろと考えさせられちゃいました。
一つ一つのシーンが本当にグラフィックノベル(ナレーション付きですし)
戦いに次ぐ戦いで、内容を重んじる方にはいまひとつだろうな~と思いました。
神官の神託を受ける踊りのシーンなんかは、コミックらしい…コミックの方を想像できるようないい場面でした。
それにしても今やってる宣伝は酷いですね。
【彼らは愛のために戦う!】ですって。
それもあるのかもしれないけれど、彼らは【愛】のためではなく【スパルタの戦士】であるという【誇り】のために戦っているんですよね。
こういう【愛】って言葉を安易に出して女性客を引き込もうとする宣伝ってダイッキライです!
叙情的な絵画のような映像がすばらしかったですね。
映像の美しさと、イケメンマッチョに見惚れていたら、後半の醜いクリーチャーでげんなりしてしまいました。
敵を醜く描くのは、コミックならではなのでしょうが、シンシティでも出てきたのとそっくりな姿は、ちょっとどうなの?と思ってしまいました。
>後半の醜いクリーチャーでげんなりしてしまいました。
あらら、そうだったのですね。
ともやはもうちょっとぶっ飛んだキャラがいても良かったかなぁ…なんて思ってます。
>軍国主義の教義のためのビデオみたい。
さすがともやさん!
私は好きなタイプの映画かと思いきや、あまりノレなかった映画でしたが、ともやさんにハッキリ言われてサッパリしました!
>私は好きなタイプの映画かと思いきや、あまりノレなかった映画
そうなんですよ。
ちょっとしたニュアンスなんでしょうけどね。
本当はこういうシチュエーションの映画大好きなんですけど…。