ともやの映画大好きっ!

鑑賞した映画の感想やサウンドトラックなどの紹介、懸賞や日々の戯れ言などをのほほんと綴っていこうと思っています。

宇宙戦争(2005)

2006年05月10日 | 映画(あ行)
(原題:WAR OF THE WORLDS)
【2005年・アメリカ】DVDで鑑賞(ともや評価:★★★☆☆)


1953年に映像化されたH・G・ウェルズ原作のSF映画を、スティーヴン・スピルバーグがリメイク。

アメリカ東部のニュージャージーに暮らすレイ・フェリエ(トム・クルーズ)は、労働者階級のごく平凡な男。別れた妻との間には息子のロビー(ジャスティン・チャットウィン)と娘レイチェル(ダコタ・ファニング)がいた。そして子供たちとの面会の日、その異変は何の前触れもなく唐突に訪れる。晴天だった空が突如不気味な黒い雲に覆われ、吹き荒れる強風の中、激しい稲光が地上に突き刺さる。すると大地が震え、地中から巨大なロボット(トライポッド)が出現し、人々を怪光線で消し去っていく。人々がパニックに陥る中、レイは子供たちのもとへ駆けつけ、彼らを守るため懸命に奔走する。トライポッドの攻撃から逃げながら、一行は別れた妻のいるボストンを目指す…。

この作品に関してともやの興味は、オリジナルのオチをどう料理しているか…だけでした。
…マンマでした。
まぁ、このオチを変えてしまったら「宇宙戦争」である必然性も無くなっちゃうしね。



映画というのはある程度ご都合主義が入らざるえないというのは至極承知なんだけど、こういうのはサラリとやってほしいものなのである。
どうでもいいけど、ともやが引っかかってしまったのは…。



最初の段階で『あのロボットは地中に埋まっていて、雷と一緒に来た何かが乗って動かしてるんだ!』…と自信満々で言うトム。
砕けたアスファルトを触って『冷たい』ってことしか見聞きしてないトムに何故そこまで分かるのか?
アレは普通のTVクルーのビデオで判明させるでいいんじゃない?



元妻の家の地下室に避難したトム一家。
一夜が明けて外に出ると…。
飛行機が落下し、家は大破。
まわりの家々も瓦礫と化している状況で、乗ってきた車は無傷(笑)。
窓ガラスさえ割れてないって。
いくらご都合主義でもこれは…ねぇ。



トライポッドにカラスが群がるのを自慢気に指摘するトム。
有機体には反応しないバリアかもしれないじゃない。

他にも、ある地下室でティム・ロビンスが『あれは100万年前から地中に埋められ、ずっと眠っていたんだ』という台詞。
それ誰に聞いたの?

あと、すべての車両に異常をきたす中、軍隊車両だけ何故自由に動けるの?
トライポッドに襲われず電気系統が生きている町で、何で車だけ動けなくなってるの?
(そのせいで動ける車を持っているトム親子は襲われる羽目に)

細かいところをツッコミだしたらキリがないですが、街が壊されていく場面は圧巻でワクワクさせられました。
ナレーションをやっていたモーガン・フリーマンは、クレジット見ないとわかんないですよね。
結論としては、オリジナルの方が断然面白かったです。
あの宇宙船や宇宙人のデザインは越えられないっすね。

監督はスティーヴン・スピルバーグ。


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映画「宇宙戦争」オリジナル・サウンドトラック
ジョン・ウィリアムズ, モーガン・フリーマン, サントラ
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■オリジナル作品はこちら

宇宙戦争 (1953) スペシャル・コレクターズ・エディション

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■ミュージカルバージョンで制作されたアルバム作品

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■同時期(2005年)にリメイクされたもう1本の「宇宙戦争(日本未公開作品)」はこちら

宇宙戦争 ウォー・オブ・ザ・ワールド

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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんにちは! (猫姫少佐現品限り)
2006-05-10 10:27:35
いつもありがとうございます!

これこそスピルバーグ!なんじゃないでしょうか。

凡人にはわからない、なにかがあるのだと、、

あまり思えないのですが、、、

でもこれが、スピルバーグ、なんですよね。

う~ん、、、
返信する
「だから言ったじゃない~ (mar)
2006-05-10 13:12:38
~、スピルバーグの演出と特殊効果を楽しむ映画」だって。オチもマンマだし。



突っ込みどころは山盛りだし、ともやんが言っている場所とべクトルに賛同できるところも、

「まぁ、いいんじゃない?」っていうところも多いけど、



脚本や設定に関しては、映画の内容だけでなく、

観たタイミングや前後の監視した映画の出来と満足度によっても替わるから、



最終的には「好み」気になるかどうか、だと思うけど、



この映画を劇場で観たときの納得いかなかったところは、



1)何の映画に出ていても結局「トム」はトムなので、主人公の存在感(人間味?)を設定通りには受け入れがたかった。



2)前半の殺人光線が、トム・クルーズがいるところだけ露骨にピンポイントで避ける攻撃になっていた。



*特に、街中で逃げる際に消滅させられるシークエンスは最悪。

迫力を出すために、あんなにアップでごまかしが利かないアングルにして、容赦なく人が消滅させられるカットなのに、



針の穴を通すほどの正確さで、トムを・クルーズを避けている・・・。感情的にじゃなくて、確率論からいっても、ありえないでしょ。



あの時点で「スピルバーグの演出を楽しむ映画で、トムとのコンビをプロモーション的に宣伝したいだけのもの」

って、劇場観覧時にテンション激降下。



頼みの綱のクライマックスは短く、エンディングはマンマだし。



3)息子の生存と奥さん一家の安定感が上の件とも関連するけど、

どー考えても宇宙人が特定の人や特定の場所、ファミリーを避けて攻撃しているとか考えられないほど、

正確に生死と攻撃されるポイントに明暗が分かれすぎ。

「映画」という枠を相当甘めに組み入れても、ありえない。あれで「感情移入しろ」と言われてもなぁー、無理でしょ。



ラストで、そのまま渡して帰るし。思わず劇場で



「それで、帰るんかい! 何しにいったん、あんたは!!」



って言いたかったほど。





まぁ、でも「演出を楽しむ映画」としてしか見てないので、映画というエンターテイメントとしては、特にダメだしはないけど。



『ミステックリバー』みたいに、物語を全面に出すカテゴリの映画なのに、物語が最低な映画じゃないので。



あの映画は、二度とクリントイーストウッドの監督映画は観ない、と決意できたほどの映画なので。



カメラワークとかキャスティングとか、いろいろな要素を全部ぶち壊してしまった、ストーリー(演出含む)とオチだった。



あくまで、自分的には。ですが。



返信する
これがスピルバーグ (ともや)
2006-05-11 07:16:24
こんにちは、猫姫少佐現品限りさま♪

>これこそスピルバーグ!なんじゃないでしょうか。

>凡人にはわからない、なにかがあるのだと、、

>あまり思えないのですが、、、

実は秘かにスピルバーグって、もっとダークなモノを抱えている人だと思うんですよね。

それを上手く使い分けている人。

でもたまにこういう中途半端な作風になっちゃう。

でもそれがスピルバーグ?
返信する
宇宙人の怖さ (ともや)
2006-05-11 07:25:27
こんにちは、marさん♪

何か、アレだよね。

宇宙人の怖さってのが伝わってこなかった。

オリジナルも50年前以上の作品なんで、いろいろツッコミどころはあるんだけど、地下室でのシーンも含めてオリジナルの方が怖かったね。

後、植物を人間で育てるエピソードなんか加えちゃったから、宇宙人は人間を絶滅させたいのか飼料としてして活用したいのか、目的があやふやになっちゃってる。

まぁ、リメイク作品はなかなかオリジナルを越えられないという、いい例だね。

返信する
こんにちは (SKY1)
2006-05-14 10:32:24
最近ブログを始めました。宇宙戦争についてトラックバックさせて頂きました。m(__)m
返信する
初めまして (ともや)
2006-05-14 14:26:57
こんにちは、SKY1さん!

>最近ブログを始めました。宇宙戦争についてトラックバックさせて頂きました。m(__)m

初めましてです。

ベッタベタな恋愛映画以外は、分け隔てなく観ていこうと思っているともやです。

かなりゆるゆるなブログですけど、宜しくお願いいたします。
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