レディ・イン・ザ・ウォーター

（原題：LADY IN THE WATER）
【2006年・アメリカ】試写会で鑑賞（★★★☆☆）

単調な毎日を送る平凡な男が、謎の美女との遭遇を境に、不可思議で危険な事態に巻き込まれていくミステリアスなファンタジー。

アパートの管理人をしているクリーブランド・ヒープ（ポール・ジアマッティー）は、廊下の掃除や電球の交換をするだけの単調な毎日を送っていた。ところがある晩、アパートのプールからストーリー（ブライス・ダラス・ハワード）と名乗る謎めいた女性が姿を現わす。クリーブランドは、彼女がおとぎ話に登場する精霊（ニンフ）のような存在であることを突き止める。彼女は恐ろしい怪物に追われ、自分の世界に戻れずに、中庭のプールに身を潜めていたのだった。クリーブランドはアパートの住人たちと協力し、彼女を元の世界へ戻してあげようと奔走することになる…。



今までさまざまなおとぎ話を描いてきたＭ.ナイト・シャマラン監督。
今回は直球過ぎるほど素直なファンタジー。

シャマラン監督は、今まで変な宣伝のされ方ばかりされてきた可哀想な監督。
「シックス・センス」がヒットしてしまったばかりに、どんでん返しがない映画でも、すごいどんでん返しがあるような宣伝をされ、見ていて痛々しかったです。
これはそんな宣伝のされ方をしていないので一安心。

Ｍ.ナイト・シャマランといえば、いつも映画のどこかに出演するという、ヒッチコックのような遊びをする監督。
今回はどこに出てるかな？
いつもちょい役だから探すのが大変だぞ。
…。
あれ。
この人シャマラン監督だけど…ちょい役じゃないよ。
準主役じゃん！
これが宣伝文句にある【世界が初めて出会う、新しいＭ.ナイト・シャマラン】なのか！
自分の作品に出まくる宣言と受け取っていいのかしらん（笑）。





まぁ、戯れ言はともかく…。
世の中に存在理由の無い人はいない…というハートフルな物語。
ストーリーに出会うことで、人は自分に与えられた能力を、使命を見つけだしていく。

監督はＭ.ナイト・シャマラン。

※こういう王道なファンタジーもいいんだけど、次回作は、いかがわしい超常現象をネタにした作品を撮ってほしいなぁ。

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