ともやの映画大好きっ!

鑑賞した映画の感想やサウンドトラックなどの紹介、懸賞や日々の戯れ言などをのほほんと綴っていこうと思っています。

ドッグヴィル

2006年11月17日 | 映画(た行)
(原題:DOGVILLE)
【2003年・デンマーク】DVDで鑑賞(★★★★☆)


「ダンサー・イン・ザ・ダーク」のラース・フォン・トリアー監督による【アメリカ三部作】の第1弾。
2003年カンヌ映画祭において、無冠ながらも一番の注目を集めた問題作。

ロッキー山脈の麓に孤立する小さく貧しい村ドッグヴィル。この村に住むトム・エディソン(ポール・ベタニー)は、遠くで聞こえる銃声を耳にする。その直後、トムは美しい女性グレース(ニコール・キッドマン)と出会う。グレースはギャングに追われていた。トムはグレースを隠し、村にやってきたギャングたちを追い返すことに成功する。翌日、トムは集会で村人たちにグレースを匿うことを提案した。そして【2週間で彼女が村人全員に気に入られること】を条件に提案が受け入れられる。グレースは村人たちに気に入ってもらえるよう、各家庭の仕事を手伝い始める。最初は閉鎖的だった村人たちもグレースの事を気に入り始め、やがてグレースは村人として認められる。グレースは、子供たちの世話をしたりしながら幸せな日々を過ごした。村人たちもわずかだが、グレースの労働に対して報酬を支払うようになっていた。そんなある日、めったに来ない警察が村を訪れ、1枚の紙切れを壁に貼っていった。それはグレースを探す手配書だった。それを見た村人たちの間に静かな波紋が広がっていく…。



この映画はプロローグと9つの章で構成されている。

プロローグ「村とそこに住む人々の紹介」
(which introduces us to the town and its residents)
第1章「トムが銃声を聞きグレースと会う」
(In which Tom hears gunfire and meets Grace)
第2章「グレースはトムの計画に従い肉体労働を始める」
(In which Grace follows Tom's plan and embarks upon physical labour)
第3章「グレースが挑発的な試みに喜びを見出す」
(In which Grace indulges in a shady piece of provocation)
第4章「"ドッグヴィルの幸せな日々"」
("Happy times in Dogville")
第5章「"とにかく独立記念日"」
("Fourth of July after all")
第6章「ドッグヴィルが牙をむく」
(In which Dogville bares its teeth)
第7章「ついに嫌気がさしたグレースはドッグヴィルを去り再び新たな日を迎える」
(In which Grace finally gets enough of Dogville,leaves the town,and again sees the light of day)
第8章「集会で真実が語られトムが退席する(だが後で戻る)」
(In which there is a meeting where the truth is told and Tom leaves (only to return later))
第9章「ドッグヴィルに--待ち望んだ来訪者たちが現れ映画は終わる」
(In which Dogville receives the long-awaited visit and the film ends)

177分という長編です。
毎日少しずつ鑑賞してました。
面白い!
そして、怖い!





床に家や道などを表わす白線を引き、必要最小限の家具などを置いただけの殺風景なセット。
これは映画というよりは、観客のいない舞台劇を映画的手法で作りあげた作品ですね。
初めはちょっと混乱するけれど、すぐに慣れました。
20名にも満たない小さな村。
壁などがないので、全ての出演者は出番がない時でも日常を演じなければならない。
これは大変だ。

そして善良だった村人たちが、自分よりも立場の弱い者に対峙した時に見せる人間のエゴ。
それが人間の本質なのだろうか。
村人たちが変貌していくプロセスは、今のいじめ問題にも繋がっているのかもしれない。
とにかく怖い。
すごく怖いです。



どんな仕打ちを受けようと村人たちを受け入れようとしたグレース。
彼女が最後に下す決断は、衝撃的ですらある。
これは好き嫌い分かれる作品だろうなぁ。

監督はラース・フォン・トリアー。

追伸。
グレースのその後を描いた【アメリカ三部作】「マンダレイ」もあるのね。
これは観ておかないと!
グレースを演じるのがニコール・キッドマンじゃないのが残念だけど。

追伸2。
ラース・フォン・トリアー監督。
面白いなぁ。
「ダンサー・イン・ザ・ダーク」は未見だけど、ちょっと観てみたくなりました。
この監督の作品を観るのは初めてかと思ったら、TVドラマ「キングダム」の監督もしてるのね。
なるほど…というか、納得…というか。
面白いなぁ。
そして知らない映画がまだまだいっぱいあるなぁ。


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プリズン・ブレイク 第1シーズン/第7話

2006年11月17日 | 海外TVドラマ
(原題:PRISON BREAK)
【2005年~・アメリカ】TVで鑑賞(★★★★☆)


副大統領の兄弟を殺した罪で刑務所に入れられている兄を救い出すために、兄と同じ刑務所に服役することになったマイケル。
兄の死刑執行まで30日。
天才的な頭脳を駆使し、かつてない方法で脱出計画を実行するサスペンス作品。

第7話「悪魔の穴」(原題:RIOTS,DRILLS AND THE DEVIL PART 2)

激しさを増す刑務所内の暴動。マイケル・スコフィールド(ウェントワース・ミラー)は、暴徒と化した囚人たちからサラ・タンクレディ(サラ・ウェイン・キャリーズ)を助け出すことに成功する。この混乱の中、フェルナンド・スクレ(アマウリー・ノラスコ)とジョン・アブルッチ(ピーター・ストーメア)は、協力して壁の穴を拡げる作業を進める。一方掘の外では、ベロニカ・ドノバン(ロビン・タネイ)とニック・サブリン(フランク・グリロ)が事件通報者の矛盾点に一歩近づくが、謎の人物からの電話で殺すと脅迫される…。




2週連続のエピソード「RIOTS,DRILLS AND THE DEVIL」の後編です。
少しずつ進行する脱獄計画。
しかし、計画的に練られた計画も徐々に不確定要素が加わり始め、危ういモノに変化していく。
今回はマイケルがタンクレディに咄嗟についた嘘が気付かれてしまう。
脱獄計画自体がバレた訳ではないが、何故そんな嘘をついたのかを怪訝に思うタンクレディ。
今のところは味方…というか、マイケルを好意的に思っているタンクレディだが、今後どう発展していくのか?
がんばれ、マイケル!


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