昨日、岡山県立美術館で開催中の
国立トレチャコフ美術館所蔵 ”ロマンチック・ロシア”
という美術展に行ってきました。
県立美術館へは、岡山駅前からシャトルバスが出ていて
しかも10分ということで、とても行きやすい環境にあります。
チケットにもあるイワン・クラムスコイの『忘れえね女』に惹かれ、
またロシア美術ってあまり今まで触れることがなかったので、
折角の機会なので見てみたいな~と思っていました。
ロシアの自然を描いた作品は、少しトーンが暗めな作品が多いんですが、
自然の中にある美しさに気づいた画家たちが、繊細にそれを描いています。
この『秋の朝』は、深い森の中の風景に光のベールを着せたように描られていて、
その美しさにうっとりしました。
(ネットの美術展紹介サイトより)
夏の風景画には突き抜けたような明るい作品もあり、
『正午、モスクワ郊外』
空の高さをここまで描いた作品って今まで出会ったことがなくて、
ロシアの夏のすがすがしさも感じることができました。
冬の雪景色の風景画には、
キラキラとした光がまぶしい作品もありました。
その空気にはピンと張りつめたような緊張感も感じられましたが、
それは原画だからこそ見られるものだと後で分かりました。
女性を描いた作品では、
『忘れえぬ女』の作者クラムスコイの『月明かりの女』が
印象に残りました。
暗いけれどよく見ると精巧に描かれている深い森・・・
その中にたたずむ白いドレスの女性。。。
美しさだけでなく、その表情もなにもかも謎に包まれた感じで、
幻想的でなぜか惹きつけられる絵でした。
これもクラムスコイの作品ですが
『花瓶のフロックス』
とても綺麗で、ホレボレしました。
そして・・・
夏の終わり、子ども達が
鶴が南の国へ飛び去っているのを見送っている作品
『鶴が飛んでいく』も心に残った作品です。
(小さすぎて鶴が見えないのが残念です。)
短い夏が終わり、これから厳しい冬がやってくる・・・
そんな哀愁に満ちた作品です。
子ども達の後ろ姿しか描かれていないんですが、
彼らの切ない気持ちがしみじみ伝わってきました。
ロシアの人々が厳しい自然と付き合いながら生きている・・・
その日々がこの1枚の絵に凝縮しているような気がしました。
今回、ロシア近代絵画コレクションの中から72点が見られたんですが、
ロシアの人達が目にしている自然や日常の生活、
そこで暮らしている人々の心情がほのかに分かるような
そんな展覧会でした。
会場を出たところで
大きな『忘れえぬ女』のパネルに出迎えられました。
この作品はロシアの人達にもとても愛されているということで、
「ロシアのモナ・リザ」とも言われているそうです。
国立トレチャコフ美術館所蔵 ”ロマンチック・ロシア”
という美術展に行ってきました。
県立美術館へは、岡山駅前からシャトルバスが出ていて
しかも10分ということで、とても行きやすい環境にあります。
チケットにもあるイワン・クラムスコイの『忘れえね女』に惹かれ、
またロシア美術ってあまり今まで触れることがなかったので、
折角の機会なので見てみたいな~と思っていました。
ロシアの自然を描いた作品は、少しトーンが暗めな作品が多いんですが、
自然の中にある美しさに気づいた画家たちが、繊細にそれを描いています。
この『秋の朝』は、深い森の中の風景に光のベールを着せたように描られていて、
その美しさにうっとりしました。
(ネットの美術展紹介サイトより)
夏の風景画には突き抜けたような明るい作品もあり、
『正午、モスクワ郊外』
空の高さをここまで描いた作品って今まで出会ったことがなくて、
ロシアの夏のすがすがしさも感じることができました。
冬の雪景色の風景画には、
キラキラとした光がまぶしい作品もありました。
その空気にはピンと張りつめたような緊張感も感じられましたが、
それは原画だからこそ見られるものだと後で分かりました。
女性を描いた作品では、
『忘れえぬ女』の作者クラムスコイの『月明かりの女』が
印象に残りました。
暗いけれどよく見ると精巧に描かれている深い森・・・
その中にたたずむ白いドレスの女性。。。
美しさだけでなく、その表情もなにもかも謎に包まれた感じで、
幻想的でなぜか惹きつけられる絵でした。
これもクラムスコイの作品ですが
『花瓶のフロックス』
とても綺麗で、ホレボレしました。
そして・・・
夏の終わり、子ども達が
鶴が南の国へ飛び去っているのを見送っている作品
『鶴が飛んでいく』も心に残った作品です。
(小さすぎて鶴が見えないのが残念です。)
短い夏が終わり、これから厳しい冬がやってくる・・・
そんな哀愁に満ちた作品です。
子ども達の後ろ姿しか描かれていないんですが、
彼らの切ない気持ちがしみじみ伝わってきました。
ロシアの人々が厳しい自然と付き合いながら生きている・・・
その日々がこの1枚の絵に凝縮しているような気がしました。
今回、ロシア近代絵画コレクションの中から72点が見られたんですが、
ロシアの人達が目にしている自然や日常の生活、
そこで暮らしている人々の心情がほのかに分かるような
そんな展覧会でした。
会場を出たところで
大きな『忘れえぬ女』のパネルに出迎えられました。
この作品はロシアの人達にもとても愛されているということで、
「ロシアのモナ・リザ」とも言われているそうです。