ごろごろで 楽しく記憶☆ ~勉強は楽しまなくっちゃ♪~

語呂合わせで楽しく記憶して、勉強に役立てて欲しいな♡
ちょっとした日常のハッピーネタも書いちゃうかも。

面白いデキル女性のドラマ

2016-07-29 22:14:17 | 日記
日テレの『家を売るオンナ』というドラマが面白いです
見るつもりなく第1話を帰りの遅い息子を待ちながら見て、はまりました!

舞台は不動産会社の営業課なんですが、課長他、ほとんどの社員がゆるい。
特に課長(仲村トオル)がゆるすぎて笑えるんですが、
甘いマスクで家を売るエリート営業マン(千葉雄大)がいたり、
売り上げゼロの新人営業ウーマン(イモトアヤコ)がいたりしてなかなか個性豊か。
そんな中、赴任してきたスーパー営業ウーマン・三軒家万智(北川景子)はひとり表情が硬く、
ニコリともせず、次々と契約を取っていく。

そのシチュエーションだけでもなかなか面白いんだけど、
こんな物件・・・というのを、見事にそこにぴったりの人を紹介して決めていく、
そこがなるほど~そうくるか~と思えて面白い。

私はこういう驚き、発見があるドラマが好きなんですね
(ここからはネタバレになるので、これからドラマを見ようと思われる方はご注意ください。


第1話では、医者夫婦と子ども1人の家族。

予算はたっぷりで、病院から近い1戸建てを探している。
子どもが淋しくないようにと注文が多くて、なかなか決まらない。
そこで三軒家万智(北川景子)が勧めたが、まさかの病院から近い1LDKの狭いマンション。
病院から声が届くほどの近さに、子どもが安心するし、
まだ小さいので、狭い方がいつも顔が見えて一緒に過ごせる時間が多い。
1つのベッドで川の字になって寝てもらいます・・に子どもは大喜び

家族にとって本当にいい暮らしを提案していくところがいいな~と。
いくらお金があっても、大きければ、豪華だったらいいと・・・そういうもんじゃないんですね。
小さい家の利点ってあるんだな~と発見です

逆に大家族の場合は、困ることが違います。
一番困るのが・・・

第3話のなかなか売れないない外国人向けのマンション
・・・来客者用にお風呂とトイレが2つずつある物件。
その利点を生かせると考えたのが大家族で、SNSで広く広告しました。
すると次々問い合わせが殺到して・・・(*^^)v
お風呂もトイレも、一度になると一番困りますよね。
なるほど~~


第2話は、引きこもりの息子のいる家族。

息子の将来を案じて、お金を残すために質素な家に住み替えを考えていました。
そんな夫妻に万智が提案したのはなんと、息子が世間に出なくて済む『ひきこもりの城』
20年引きこもっていたら、今更仕事は出来ないでしょうと、両親以上に現実的なのにびっくり!
小さいマンションを2つ購入するよう勧め、ひとつは息子が両親亡き後も食べていける家賃収入用に。
そして、息子には運動不足にならないように、中古のボルタリング付きの部屋を。

引きこもり問題って、どうやって外に出させるようにするか・・・それが出来なくてみんな悩んでいるのに、
そこをあっさり認めて、変えようとせず、どうすればいいか考える。。。
ちょっと意外な方法に驚きましたが、
息子の「引きこもり大家生活」というブログが人気となり、
引きこもり相談を受けるようになり、本まで出版し、
世間とのつながりを持つようになっていくという・・・その結末はあっぱれでした。


第3話では、物が捨てられない人とミニマリストのカップル。

それぞれの価値観を変えずに一緒に住んめる家を提案します。
それが、売れなくて困っていた狭小住宅というから驚き・・・
1階をミニマリストの男性に、2階の台所部分を共有部分にして、
3階を物の多い女性の部屋に。
お互いの価値観を尊重する家ということで、なるほど~~。
一時は女性が物を捨てる努力をしたんですが、出来なくて、
やっぱり一緒に住むのは無理だなと思ったんですけどね。


ただ家を売るだけじゃなく、
その人が本当に快適に暮らせることを考えているのが素晴らしく
見てよかった~と毎回思います。

脚本は『ふたりっ子』や『セカンドバージン』などで知られる大石静さん。
強くてデキル女を主人公にした物語に挑戦しようと、この脚本を書いたそうですが、
そのデキルっぷりがなかなか爽快で、脚本がいいと本当に面白いです。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

ルノワールの”幸せな絵”のわけ

2016-07-27 21:34:22 | 美術展・書道展めぐり
前の記事に書いた『日経おとなのOFF 2016年 絶対に見逃せない美術展』に、
ルノワールは画歴50年以上なのに、暗い絵が一枚もないということで、
そのナゾについて迫るページがありました。

確かに、私がルノワールの絵が一番好きなのは、そこかもしれません。
綺麗だし、見ると幸せな気分になれる 
私は、楽しい事や幸せな事が大好きなので、ルノワールの絵に魅かれるのかも。

さて、どうしてルノワールは、幸せな絵ばかり描き続けたんでしょうか?

ルノワールは、
「絵は好ましく、楽しく、きれいなものでなければいけない。
人生には不愉快なことがたくさんある。これ以上、不愉快なものをつくる必要はない。」
と語っていたそうです。

ルノワールは自分が描いた絵が誰かの家に飾られることを常に意識していたそうで、
「絵は家を明るくするものでなければならない」と信じていて、
ルノワール自身も、作品と同じように優しく明るい人だったそうです。

とことん幸せを描く画家だったルノワール、
でも、その自身の人生は、いつも幸せだったわけではありません。
普仏戦争で友を失い、第一次大戦で息子たちが負傷、翌年妻が他界。。。
前の記事にも書きましたが、彼自身も47歳からリウマチに悩まされました。

でも、この本によると、
「人生の影をベールに隠し、幸福を描き続けました。
誰よりも絵の力を信じ、絵で世界をバラ色に染めようとしたのかもしれない」
・・・ということです。

見る人に、辛い時こそ明るい絵を見て、
その時だけでも幸せな気分になって欲しいと思っていたのかもしれません。
明るい絵には人を幸せにする力があると信じたんですね。

私もそう思います。
どうせなら、一度きりの人生、ちょっとでも幸せな時を多くしたい。
新聞やTVを見るときもそうだし、絵を見るときもそうであってほしい。
幸せな絵が掛かっていると、部屋の雰囲気もいいですもんね~

そして、幸せな絵を描いているときはルノワール自身も、幸福感で満たされていたのではないでしょうか。


では、ルノワールは、どうやって絵で幸せな感じを表現したんでしょうか。

ルノワールの絵が”幸せ感”を生み出す秘密・・・それは

  紅潮した頬
ルノワールの絵の主役はほとんどが女性。
豊かな髪と穏やかなまなざしを、ピンク色の頬が引き立てます。
血色の好い頬は、幸せ感演出の必須アイテム。

  光を写す透明肌
陽光を受けて輝く透明感はこだわったポイントの1つ。 
パレットの絵の具を混ぜるのでなく、白く下塗りしたキャンバスの上に
何層にも薄い色を塗り重ねて透明感を出しました。
光と一体化した肌はうっとりするほど優美

  ぽっちゃりボディ
ルノワールが描く女性は、丸顔でボディもふくよか。
晩年の作品になるほど丸みを帯び、幸せ感もアップ

ということなんだそうです。

なるほど、ルノワールの描く女性は、確かに肌が透き通るほど綺麗です。
実際見ると、すご~く薄塗なんですけどね。
そしてぽっちゃり。私も自信が持てそうです。(笑)
『ぶらんこ』も『ピアノを弾く少女たち』も、よく見ると女の子達ピンクの頬ですね~

そして、私が思うには、ポーズも可愛いんですよ。
『ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会』の座っている人も、踊っている人も
『ぶらんこ』のモデルさんのポーズは最高に可愛いですね
どの絵も、よく見ると、主役の人だけでなく、脇役の人のポーズも可愛いです
そういう意味では、『シャンパティエ夫人と子どもたち』のポーズは、
それまでの肖像画のイメージを覆すほど画期的で、
人物が今にも動き出しそうなので、その絵の前に大勢の観衆が集まったとか。



ルノワールは、この絵で一躍人気画家になり、肖像画の制作依頼が殺到するようになったそうです。
(『ルノワールへの招待』より)


そして、表情もいいよね ・・・これは息子の言葉。
そうなんです
柔らかい表情の絵、多いです。ほんのり微笑んでますよね。・・・だから癒されるんでしょうね。
ゆるくて柔らかいのがルノワールだね、と彼は言いますが、うーーん、なるほど。。。
だから、見るとほんわかとした幸せな気持ちにさせてくれるのかもしれません。


私がルノワールの絵に魅了される理由が、また1つ分かった気がして嬉しく思います。(*^.^*)
みなさんは、ルノワールの絵のどんなところが好きですか?


コメント
この記事をはてなブックマークに追加

ルノワール展 ~国立新美術館~ (4)  

2016-07-26 21:24:15 | 美術展・書道展めぐり
ルノワール展を見てからはや10日以上経ちましたが、注文していた
『日経おとなのOFF 2016年 絶対に見逃せない美術展』がやっと届きました。
(※2016年1月号なので、古本のみの販売でした。)
ルノワール展関連のページが6ページあるということで、
ひょっとして知らないことが載っているかな?という淡い期待で購入してみました。

 ←クリックすると大きくなります

はい、買って正解でした
そうなんだ~と知らないことばかり
ということで、ここで皆さんにもお伝え出来たらと思います。

まずは、ルノワールの4500点を超える作品の中でも最高傑作と賞される
『ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会』



パリ郊外のモンマルトルの丘で週末ごとに開かれていた屋外の舞踏会を描いた絵ですが、
人々の表情や当時の風俗が、生き生きと描かれています。

オーケストラの演奏をバックに、
ダンスやおしゃべりに講じている華やかなブルジョア階級の人々を描いたものかと思いきや、
実は彼らの多くは、付近に暮らす労働者階級の人達なんだそうです。

普段は働きづめの貧しい庶民の息抜きの場、楽しみの場だったのが、このダンスパーティー
当時まだ新しかったガス灯が設置されていたので、夜中までダンスが楽しめたようです。

・・・絵の上部のまっ白いガス灯、
華やかさを演出するために描かれたものかな?と思っていたんですが、実際にあったんですね。
それにしても、この白がこの絵の中でまぶしく輝いて綺麗です。

当時パリにはこういうダンスホールがいくつもありましたが、
パリを一望できる丘の上のムーラン・ド・ラ・ギャレットは、友人やカップルで楽しめる
複合レジャー施設として注目を集め、子連れで来るファミリーもいたようです。
・・・絵の左下に男の子と女の子の姿がありますね。
小麦粉と牛乳で作る焼き菓子(ギャレット)を食べたんでしょうかね~

絵の右下のテーブルのグラスに入っているのはザクロのシロップ。
ワインより安上がりだったそうです。

手前の中央の黒い服の女性は、ルノワールの『ぶらんこ』のモデルでもあり、
その左後ろで踊っているのは『読書する少女』のモデルも務めた
ルノワールお気に入りのモデルさんだそうです。

絵の右下のテーブルのカンカン帽の彼は、美術評論家。
当時酷評された印象派の画家たちを擁護・応援していた人で、
同じテーブルにいるのは、みんな画家仲間だそうです。
シルクハットは紳士の必需品、麦わらのカンカン帽はカジュアルなおしゃれアイテムだったそうで、
女の子も帽子はモードの必須アイテム。
でも庶民には高嶺の花で、「帽子を買ってあげる」がモデルになってもらう口説き文句だったとか。

その頃、庶民が持っていたのは仕事着と外出着の2着くらいで、
男性はツケで買えましたが、女性の服はたいてい古着か手作り。
庶民にパーティドレスを買う余裕はないはず・・・
でも手前二人の服は当時の最先端ファッションです

恐らく、モデルの女性たちの手作りじゃないか と本には書かれていました。
実際、黒い服のジャンヌはお針子、その前の妹も仕立て屋で働いていたそうで、
モード誌を彩った図版を参考に自分で縫ったのではないかということです。

ルノワール自身ファッションに関心が高く、当時のモードがかなり忠実に描かれているということで、
この絵はただ美しいだけでなく、パリっ子の生活の貴重な、きわめて正確な記録なのだそうです。

舞踏会というと、カラフルなドレスに身を包んだ女性達が
その美を競うイメージだったんですが、
この絵の全体的な色のトーンが落ち着いている理由がやっと分かった気がします。
おしゃれはしているけれど、実は庶民の精一杯のおしゃれだったんですね。
でも、お金持ちの舞踏会にはない、幸せな空気に満ちあふれています

明るい色彩の絵じゃないのに明るい絵
その謎も解けた気がします。

彼らは、仕事に追われる日常の中のひと時の幸せだから、余計幸せに感じているんでしょうね
絵の人物たちが、ダンスやおしゃべりを、この幸せな瞬間を楽しんでいる心情がすごく伝わってくるんです。

幸せな絵と言われる訳が、この本を読んでより分かった気がしました。

美術館で買った『ルノワールへの招待』という本でも、
王侯貴族たちの特権だった余暇を楽しむ習慣が、19世紀の社会変革によって市民にも生まれた。
ダンスホールはそうした「自分たちが生きる新しい時代」の象徴だったと書かれていました。


これからルノワール展に行かれる方、
もう一度行かれる方のもし参考になれば、嬉しく思います。



コメント
この記事をはてなブックマークに追加

ルノワール展 ~国立新美術館~(3)

2016-07-20 21:37:57 | 美術展・書道展めぐり
国立新美術館で開催されている”ルノワール展”には、
≪ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会≫と向き合う形で、2枚の大きな絵がありました。
『田舎のダンス』と『都会のダンス』(1883年、オルセー美術館)です。

 ネットより

この絵を描く前、ルノワールはアルジェリアとイタリアを旅し、
アルジェリアでは強烈な光を、イタリアではラファエロなど過去の名画を体験します。
印象派の技法に限界を感じていたルノワールにとっては刺激的だったようで、
「全体の調和だけを見つめ、枝葉末節にはこだわらない」という考えに変わっていきます。

そして生まれた2枚の絵。
どちらも42歳のルノワールが愛した女性が描かれています。
田舎のダンスの女性は木綿のドレスを身にまとい、ちょっぴりふくよか。
後に妻となる24歳のアリーヌ・シャリゴ。
都会のダンスの方は、絹のドレスに身を包んだ18歳のシュザンヌ・ヴァラドンです。

どちらもポーズが非の打ちどころがないほど決まっていて、
とくに『都会のダンス』は綺麗で繊細で、バックの緑まで都会的で洗練された感じ。
絹のドレスのドレープも、何もかもあまりに美しくて、目を奪われました。


他にも『ピアノを弾く少女たち』や『ピアノを弾くイヴァンヌとクリスティーヌ・ルロル』は、

  ネットより

構図が決まっているだけでなく、
楽譜を食い入るように覗きこむ瞳がとてもリアルに感じられ、ただただスゴイなと。

ちょっとショッキングだったのは、
リウマチを患ったルノワールが、動かない手に絵筆をくくりつけて絵を描いている映像です。

本などで、晩年リウマチを押して絵画制作に励んだということは知っていましたが、
筆も持てない、手も上げられない・・・そんな状況の中でも制作を続けたこと、
そして、晩年に描いた『横たわる裸婦』『クッションにもたれる裸婦』の、
その大きさもさることながら、完成度の高さにすごく驚きました。
車椅子では左右に移動することも困難だったと思うんですが、、
どんな状況になっても、こんなに素晴らしい作品を残せたルノワール、
なかなか真似が出来ることではありませんが、我々に勇気を与えてくれる気がします。

死の直前まで描いた絶筆とされる『浴女たち』も、とても明るい作品で、
マティスは「最高傑作」と称えたそうですが、
最後の瞬間まで、地上の楽園をカンヴァスの上に描きとめようとしたんだそうです。


展示室を出て、思ったことは・・・

今回この”ルノワール展”によく来れたな~ということ。
来たいという強い気持ちがありましたが、現実のものになって、まだ信じられない気持ちが半分。
田舎に住んでいるとなかなか東京まで来ること自体大変な事なんですが、
この貴重な機会を得られた事に、本当に感謝しました。


お土産売り場には、今回見た作品のポストカードをはじめ、たくさんのグッズ、
何十万もする原画そっくりな複製画も売られていました。

私は、A3サイズの『ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会』と『都会のダンス』の額絵(500円)を買い
今、家にあった額に入れて私の部屋に飾っています。

 

『ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会』と同じ時期に描かれた『ぶらんこ』も可愛かったので、クリアファイルを買い、

 

いつもいる台所に、ミニ『ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会』も飾っています。
小さすぎて、眼鏡を掛けないと見えないんですが、
大好きなルノワールの作品に囲まれて、しばらく幸せな余韻に浸っていようと思います。(*^.^*)



今回のルノワール展は、国立新美術館で8月22日まで開催されています。
お近くに住んでいらっしゃる方は是非、
遠くにお住まいの方も、はるばる見に行く価値があると思いますので、
見に行ってみませんか?
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

ルノワール展 ~国立新美術館~(2)

2016-07-19 21:49:37 | 美術展・書道展めぐり
今回のルノワール展は、オルセー美術館とオランジュリー美術館が所蔵する
100点を超える絵画や彫刻、デッサンなどの展示の他、
当時画家本人が使っていたパレットや絵の具、ルノワール自身の映像も見ることが出来ました。

展示は・・・
1章 印象派に向かって
2章 「私は人物画家だ」:肖像画の制作
3章 「風景画の手技」
・・・
というふうに、時代を追うと同時に、テーマごとに展示されていました。

※ こちらで、展示の全体が見られるようになっているので、よかったら覗いてみてくださいね。
http://renoir.exhn.jp/exhibition/#chapter02

ルノワールは印象派の時期もありましたが、そうでない時期も多く、
今回いろいろな時期の作品を見ることが出来、
ルノワールの生涯を通しての画家のしての歩みを、その解説と共に知ることが出来ました。


展示室に入ってすぐあったのは、”印象派に向かって”というテーマの作品。
『陽光の中の裸婦』は、印象派の技法によって描かれた最初期の作品です。(上のサイトから見られます。
光の当たっていない影の部分を、
肌の色としてはありえない紫や緑っぽい色で描いているので当時酷評されましたが、
光と影の両方の部分を描き、木漏れ日の感じを表現した画期的な作品だったんだと思います。
でも当時、とても勇気のあることだったんだろうなぁという感想を持ちました。


そして、最初に圧倒されたのが、肖像画
『ウイリアム・シスレー』(1864年・オルセー美術館)です。

 ネットより

写真と違わないほど、いやそれ以上に忠実に描かれています。
透明感のある肌艶、意志のある瞳・・・
そして、シスレーの気質や、その時の気分まで表現されていて、
こんなに引き込まれる肖像画を見たのは初めてです
ルノワール自身が「私は肖像画家だ」とモネに言うだけあって、見事です

他にも『クロード・モネ』や有名な『ダラス夫人』などもありましたが、
多くの夫人を描いているのに、どれとして似ているものがありません。
一人一人違う・・・顔かたちだけでなく、
その人の性格や生き方、生きてきた歴史まで・・・
内面をここまで描き出しているのは、本当に素晴らしいとしか言いようがありません。

また、ルノワールの描く女性は優しい感じの人が多くて好きなんですが、
『ヴェールをつけた若い女性』は斜め後姿でヴェール越しなのに、本当に美しく、
羽織った布地も暖かく柔らかい感じが出ていて、とても綺麗でした。

 ネットより



さて、今回の展示で、なんといっても、一番感動したのは
≪ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会≫(1876年 オルセー美術館)

 ネットより

まさに印象派
木漏れ日を、人物の服や帽子や地面に、白や黄色を使って表現しています。
全体的に紺や黒、グレーといった落ち着いたトーンの色が多いのに、
どうしてこの絵は明るくて楽しそうなんだろうと、
しばし見入ってしまいました。

手前の二人の女性が綺麗で可愛いので、まず目が行きます
さすが、肖像画家ルノワール、女性を描くのお上手です 
一番手前の女性は、絵の中にいない、もっと手前の人に微笑みかけているようなので、
この絵の手前にも、空間の広がりを感じさせてくれます。

木漏れ日が、明るい太陽の存在を感じさせ、
戸外の明るい開放的な雰囲気を出すのに役立っているのかもしれません。
あちこちに効果的に使われている白っぽいドレスや黄色い帽子が
落ち着いたトーンの中でかえって引き立ち、
踊っている女性のドレスの流れるようなひだも、動きを感じさせてくれます。
赤という色が、帽子の一部や飾りなどに、ほんの少ししか使われていないのに
印象的に記憶に残って、絵を明るく感じさせてくれるのかもしれません。

そして、描かれている人物の穏やかな表情・・・
・・・楽しそうな語らいや、音楽が聞こえてきそうな
そんな錯覚にも陥ります。


それにしても、どうしてこの絵にこんなにもひき付けられるんだろう?
何度も何度も見たくなる・・・ずっと見ていても飽きない
・・・その理由が知りたくて何度も見に帰って来て
分かりました。
絵の中の人物が生きているようなんです。

人物が、平面じゃなく立体的なふくらみを持ち、しかも温度を持っている・・・
微笑み、語らい、踊っている・・
大勢の人物が生きて動いている気がするので、絵の中の空気の流れや熱を感じるんです。
・・・この感覚は、原画が持つ力というのでしょうか?
画像ではお伝えしきれないので、是非美術館に足を運んで実際に見て頂きたいな~と思います。

肖像画などは、じっと静止している一場面を写し取った感じ、
・・・実際に、モデルさんはじっとしていらしたと思うんですが、
この絵は、動きのある舞踏会の一瞬をとらえたような、そんな印象の絵なんです。


美術館で買ってきた本によると、
「ムーラン・ド・ラ・ギャレット」はパリのモンマルトルにあった風車(ムーラン)が目印のダンスホールで、
飲んで騒ぐ他の店とは違い、落ち着いた雰囲気が漂う店。
35歳のルノワールは、このダンスホールの近くに、アトリエ兼住居の部屋を借りて住み、
戸外での制作にこだわって、
この店に毎回大きなカンヴァスを持ち込んで、一心に筆を動かしていたそうです。
手前の少女はスカウトした姉妹、
そして、友人や知人にも頼んで絵のモデルをしてもらったようです。

色を混ぜるほど濁ってしまう絵の具の特性を知っていて、
印象派の画家たちは絵の具をそのままカンヴァスに置く”筆触分割(ひっしょくぶんかつ)”
という最新の方法を使いましたが、
ルノワールもこの方法で、光を描き出したようです。
この絵でも、最も明るい部分は白い絵の具をそのまま置き、まばゆい光の輝きを表現しているそうです。

また、チューブ入りの絵の具の発明で、屋外で制作出来るようになったことが
印象派の誕生のきっかけとなったそうですが、
当時実際に使っていたものを見ることが出来たのも、貴重な経験でした。

日本ではじめて展示されたルノワールの最高傑作「ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会」
何度も写真などでは見たことがありましたが、本物は想像をはるかに超えた素晴らしいものでした
この機会に、この目で実際に見ることが出来て、本当に幸せでした。(´ー`*)。・:*:・☆





コメント
この記事をはてなブックマークに追加