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今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

もう少し独自の展開が欲しかった「誰がわたしを殺したか」

2017-01-18 10:32:22 | 日記
ちょっと、相撲の話を。とんでもない展開になってきました。今日から、鶴竜が休場。千秋楽結びの一番は、白鵬対稀勢の里。これが、ただでさえメンタルが弱い稀勢の里に、どう影響するのか? 今日の先場所苦汁を嘗めた遠藤戦と共に注目です。
さて本題。イギリスの女性作家が書いた「誰がわたしを殺したか」読みました。新聞に載っていた紹介見たら、死者の観点と、謎を追う人の観点 2つの観点から真相が明らかになっていくというのが、面白そうだったので、読むことにしました。
ある日 18歳の娘・ロージーが行方不明になったところから、物語は始まります。出足快調。ほどなく、ロージーは森の中で無残な姿で発見されます。「誰が殺したか」 ロージーの家族と仲が良かったケイトが、謎に挑みます。ロージー一家は、父親が地元では、誰もが知る有名人。何不自由ないお金持ちの一家として、周りから羨望の眼差しで、見られています。が、この一家には、表からはうかがい知れない、様々な隠された部分があったのです。曰く 夫の不倫 妻のアルコール依存症 子供への虐待 娘の家柄にふさわしくない恋人の存在 あろうことか、ロージーは妊娠していたことも暴露されます。こうした様々な事象のなかから、犯人の姿があぶりだされてきます。
ロージー一家は、表向きと違い、このような負の部分がいっぱいあるのですが、正直、すべてどこかで聞いたような話で、目新しさがない。謎解きも、途中からは、大体犯人の目星がついてしまう程度のもの。2つの観点も、ロージーの部分は、分量的に言えば、10分の1くらいで、ちょっと思っていたようなものではなかった。文庫本で500ページ超える長編だけに、もう一ひねり欲しかったところです。


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