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今日は帝劇 明日は日劇 はたまた国技館に後楽園ホール さらには落語家の追っ掛け 遊び回る日常を描きます。

綾田俊樹&ベンガル「やんごとなき二人」

2017-04-29 11:47:14 | 日記
新宿三丁目のSPACE雑遊という50〜60人も入れば満員になってしまうような小劇場で上演中の「やんごとなき二人」東京乾電池の綾田俊樹 ベンガルの出演「2人のおかしなホームレスの物語」というサブタイトルがついてます。
舞台は多摩川の河川敷。ベンガルが空き缶の一杯詰まった袋をぶら下げ、自転車に乗って登場。風呂に入ってないからか、顔も浅黒い。こんなホームレス姿が似合う役者、そうはいないのではないでしょう(笑)安物の双眼鏡で、何か見ているベンガル。しばらくして、ずぶ濡れ姿の綾田が登場。どうやら、川に飛び込み自殺を図ったのが、失敗した様子。「早く何処かへ行け!」というベンガルの言葉を無視して、ブルーシートに居つく綾田。奇妙な同居生活が始まりますというお話。
1時間30分の上演時間。途中1ヶ所だけ、夫の浮気現場を押さえる主婦が登場しますが、ほとんど2人だけの芝居。ラスト、なぜ綾田が自殺を図ったのか、なぜベンガルがホームレスになったのか、理由が明かされますが、後は、これといった事件が起きるわけでもない。描かれるのは、ちょっと言葉は変ですが、ホームレスの日常。それでも、面白く観られるのは、やはり、長年コンビを組んでいる綾田&ベンガルの息の合った芝居に負うところが大でしょう。このコンビ 芝居、10年ぶりに復活ということですが、早く次回作を観てみたいものです。