“貪”といえば
代表的な三つの煩悩(三毒)と呼ばれる“貪・瞋・癡”の一つですが、
この状態について、スリランカのお坊さまは
こう説明しています。
***
貪という心所は、むさぼる働きをします。
むさぼる働きとは、外にあるものを自分の心に引っ張ることです。
自分のものにしたがるエネルギー。
その心の波動は自分の方に何かを引っ張るので、
いくら力を使っても心は広がりません。
かえって自分の方が小さくなってしまいます。
たとえば私がある人を気に入って、いろいろ工夫して
その人を自分のものにしようと勝手な言動を振る舞ったりすれば、
どうなるでしょう?
自分のものにしようとすればするほど、
その人は離れてしまいます。
強引に自分の一方的な感情で向かいますから、
相手は気持ち悪く危険な感じを持つのです。
どんなことをしてもらっても、うれしくありません。
かえって、自分を吸収しようとする不自然な力を感じて反発し、抵抗します。
その結果嫌われて逃げられてしまう。
***
つまり“貪”はブラックホールのように引き寄せ、
縮こまっていく心の状態です。
これに対抗するのは“施”といい、
自分の能力や才能、自分のよいものを惜しみ無くあたえてしまう心です。
***
わたしは体に穴が空いていますから、
“貪”を相当きつく感じます。
ゼウスに狙われたメーティスのように、
食べ物としか思っていない人にエネルギーを吸い上げられている感じ。
そちらへは動けなくなります。
申し訳ありませんが。
代表的な三つの煩悩(三毒)と呼ばれる“貪・瞋・癡”の一つですが、
この状態について、スリランカのお坊さまは
こう説明しています。
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貪という心所は、むさぼる働きをします。
むさぼる働きとは、外にあるものを自分の心に引っ張ることです。
自分のものにしたがるエネルギー。
その心の波動は自分の方に何かを引っ張るので、
いくら力を使っても心は広がりません。
かえって自分の方が小さくなってしまいます。
たとえば私がある人を気に入って、いろいろ工夫して
その人を自分のものにしようと勝手な言動を振る舞ったりすれば、
どうなるでしょう?
自分のものにしようとすればするほど、
その人は離れてしまいます。
強引に自分の一方的な感情で向かいますから、
相手は気持ち悪く危険な感じを持つのです。
どんなことをしてもらっても、うれしくありません。
かえって、自分を吸収しようとする不自然な力を感じて反発し、抵抗します。
その結果嫌われて逃げられてしまう。
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つまり“貪”はブラックホールのように引き寄せ、
縮こまっていく心の状態です。
これに対抗するのは“施”といい、
自分の能力や才能、自分のよいものを惜しみ無くあたえてしまう心です。
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わたしは体に穴が空いていますから、
“貪”を相当きつく感じます。
ゼウスに狙われたメーティスのように、
食べ物としか思っていない人にエネルギーを吸い上げられている感じ。
そちらへは動けなくなります。
申し訳ありませんが。