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ただいま3年経過。
競馬もプロレスも不滅です…たぶん。

マサ・斎藤 プロレス「監獄固め」血風録(古き良き?何でもあり)

2014-01-31 22:44:41 | プロレス

結果“外れ馬券”を買っていた先週末のこと。
新横浜駅前で懐かしい本を見つけた。

プロレス「監獄固め」血風録 byマサ・斎藤

大友宗麟でお馴染み?な出張先の書店で買い
1日で読破したハードカバー版。
余りに面白かったんで舞い上がっていたら、自分も気づかない所に忘れていったのは
ココだけの話。
十数年の時を超えて、今頃になって読んでるのは如何なモノか?という話だが
それは“諸般の事情”ということで勘弁して欲しい…っつーか、ほちい。
(某・遠藤さんの口調で)

マサ・斎藤曰く
70年代後半、日米を行き来していた頃
今でいうUFC的な試合をしていたらしい。本当の意味でのノールールを。

…オリンピックの開催地にもなったアトランタ。
気の荒い奴らが大挙来襲する地域。
そこで町の腕自慢の挑戦を次々に受ける仕事をしていたそうな。

…古き良きアメリカンプロレスには、そういう側面もあり
“プロ”である以上、NOと言わないマサ・斎藤。
プロモーターの合図は
「サイトー、やるか?」の一言。

…言ったからには後に引けないマサ・斎藤。
世間で言うところの真剣勝負じゃないと舐めてかかる奴らが襲い掛かってくる。
そんな相手に綺麗事で立ち向かうことは死に繋がる。
それはプロレスラーとして。

綺麗事を排除する。
それは、決めるべき時に決めるという答え。
ある時、彼は相手の目玉に指を入れた。
悪魔のように細心に、天使のように大胆に。

…目玉に指を入れた理由。
プロレスを舐めたヤツが試合後、サイトーの息が上がってる状況でやって来たから。

…酷いタイミングで登場してきたヤツに頭にきた。
試合後故に、事が上手く運ばない。
やむなく、彼は最後の手段を繰り出した。

…如何なる強者でも、目を攻撃されては戦意も喪失する。
救急車の中でプロレスを舐めたヤツはこう言ったという。

「プロレスラーはギミックだと思っていた。こんなに強いとは知らなかった。」

…古き良きアメリカンプロレスの一コマ。
プロレスが成熟された中、もうそんな風景は見られない。
何故なら、UFCですらやらないことを見せる地点で“一線を越えているから”

マサ・斎藤曰く
…こんなファイトも一人ぼっちのアメリカだからやらざるを得なかった。
格闘技じゃなく、暴力で勝って何の自慢になるのか。
そんなもので強いと言ったって、喧嘩なら銃で撃たれたらおしまい。
本当のルール無用の世界はそういうものだろう。

ルール無用…言い換えれば“何でもあり”
本当の意味での“何でもあり”は人に見せるものでは無いということ。
興行として、採算ベースに乗せる。
そのために封印されるモノは必ずある。

…活況を見せているUFC。
今の状況が何よりの証拠だと感じたのは私だけなんだろうか。

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