そつなく乗ったスマートオリオン&武豊を尻目に、勝って見せたのはローブティサージュ。
G1馬の復活を生んだのは、三浦皇成の開き直りが功を奏した様子。
ペースと勝ち時計を考えれば、マジンプロスパーが勝っても不思議じゃないのに
こういう結果が出たのは、直線で相手を待つ余裕…だったんじゃないかと。
理想的な位置で競馬をしたスマートオリオン。
意外と洋芝が合わない可能性と、我々には想像出来ない要因があるように見えた。
…鞍上の試運転に使われたように見えてしまったのは
“結果論”で裁かれてしまう競馬の恐さ。
思った以上に1200mで走ったエイシンブルズアイには驚かされ
ブランダムールは、あと一歩のギャンブルが必要だったのかもしれない。
…終わってみれば、G1勝ち馬とG1・2着馬のワンツー。
この組み合わせで馬連1340円は美味しいという意外に無い。(私見)
例によって、今年のサマースプリントシリーズも残すは1レースのみ。
オープン特別で、着々と勝ち進んだマヤノリュウジンの動向も気になりつつ
今年のサマースプリントシリーズで印象に残ったレースを順番に上げてみよう。
1・アイビスSD
2・CBC賞
3・キーンランドC
4・函館スプリントS
5・北九州記念
…セイコーライコウが勝ち進んだアイビスSDが印象深い。
満を持して直線競馬を制した動きを賞賛していたら、このレースを推さざるを得ない。
後は、何を隠そう僅差のレベル。
キーンランドカップ組では、フォーエバーマークの動向が気になりつつ
北九州記念組のレース展開的な“肩透かし”には困らせてくれる。
サマースプリントシリーズ。
実は、秋競馬最初のG1・スプリンターズステークスに向けての
重要な戦国絵巻。
…繊細な戦国絵巻。
最後の舞台は、阪神の芝コース。
今年に関して言えば、本番が中山じゃない事実に頭を痛めている陣営が多いように感じた次第。
…プロなら“泣き言”は許されないのだけど。