ステージおきたま

無農薬百姓33年
舞台作り続けて22年
がむしゃら走り6年
コントとランとご飯パンにうつつを抜かす老いの輝き

種まいて始まる春作業!

2017-04-07 09:23:51 | 農業

 ともかく播かなくっちゃ、種。ついついね、雪、多いもんだから、油断ていうか、怠け心というか、ずるずると先送りして、おっ、やべっ!4月だよ。春到来だよ。いやいやまだ寒いけど。ストーブがんがん焚いてるけど。せっかく種買ってきたんだし、ここは一つ、えいやっと心を決めて、外に飛び出す。

 まずは土を作ろう。あっ、そうか、堆肥場はまだ深い雪の下、どうする堆肥?まさか雪堀りから入るなんてしたくないし。うーん、どっかねえか、堆肥、またはその代用品。そうそう、いつも豆がらを捨ててた場所、もう何年も積み重ねてるから、下の方はきっと腐葉土になってるぞ。よしっ、それを使う。

 肥料の方は、この冬上手く発酵したボカシがある。そこに燻炭を加え、ベースは畑土。うん、ちょっと堆肥の肥効が不足な気もするが、発芽させたら後のことはその時考えるとして、さっ、播くぞぉぉぉぉ。

 最初は、なんたって急ぎご用達の実とりエンドウ。こいつは小めのポットに3粒ずつ、少し厚めに土をかける。30株もあればいいか?続いてトマト、1袋に12粒入って500円!超高価品だ。大きめのポットにこぼさぬよう慎重に播く。

 キャベツ、ブロッコリー、レタスは平箱にすじ播き。篩を使って満遍なく土を被せる。丁寧に丁寧に!

 さっ、これをどこでどう発芽させるかだ。トマトなんか35度の温度が必要なんだ。ストーブの前てのもまあ悪かないが、日が当たらないから土の表面カビが出るし、種も土中で腐りやすい。ストーブ回りの乱雑さも気になるところ。それ以上にもう薪が底をつきつつあるんだよ。夜通しがんがん焚いておくなんてできねえ相談だ。

 なんとか外に育苗室を作れんものか。プロの育苗農家なんかは埋め込みヒーターを使ってて、これがあればばっちりだぜ、って思ってムサシに行って見てみたら、どれもこれも長い長い、髙い、髙い。当たりめえだ、ハウス用だもの。

 そこで、発想の転換。キッチン用電熱マットを下に敷いて温度を保つてことでどうだ。上はビニールで覆えば、昼間は日差しで十分温まる。いいアイディアだ。ただ、問題はそんなマットは家にないってこと。おいおい。だからさ、買えばいいんじゃないの。安いやつ。でも届くのに時間がかかる?そこはそれ、アマゾンがあるだろ、翌日配達てやつが。ヤマトの宅配地獄で評判悪いけど、勘弁ね。予算は5000円以内で検索。あったあった、ぴったりのが。このシーズン、外でだってきれいに使えば、冬場、物書きデスクの足元暖房にも使えるし。よしっ、注文、ポチ!

 ほおれ、できた、簡易育苗ハウス。目が届く前庭に使い古しのマットを敷いて、その上に電熱マット。電源は母屋の外壁コンセントから引っ張る。トンネル用フレームを交互に渡してビニールを被せ周囲は止め金具を差し込んで固定。種箱を並べて、よおーしっ、完成!

 夜はまだまだ気温が下がるので、20度とか保つのは無理だが、昼間はたっぷり日差しを溜め込んで30度超。この余熱でなんとか発芽してくれ。お願いだ。

 さっ、どうかなぁ?新工夫、上手く発芽揃いましたら、拍手ご喝采ってことで。

コメント
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