古民家ギャラリーうした・ガレッジ古本カフェ便り

古民家ギャラリーうしたと隣のガレッジ古本カフェで催している作品展、日々の発見!、書評、詩などを紹介していきます。

土星を見るひと      椎名誠

2020-04-07 11:22:54 | 本の紹介
新潮文庫   1989年

7篇からなる私小説的短編集。

シーナさんは1985年ころから1994年までの十年間に

たぶん七十冊以上出しているのではないか。一年に9冊

ってときもあったとか。

そりゃ、それだけ出せば、重複してくるネタがたぶんにで

てくるわけでさ。もう僕くらい読み込んでいると(といっても、

僕より読んでいらっしゃる方も多いとは思いますが)、あっ、

これはあれだな、とか、すぐにわかってしまう。これはあの

人だ、とかね。冒頭の作品の「うねり」では、新たな手法で

攻めてくる。スーパーフィクションなのか、と思うような

作りだ。

同じモノを書く心境って言うのはどういうものがあるんだ

ろう。僕にはよく推察できないのだった。同じネタばかりやる

芸人とかね。そりゃ、ダメだろう。あっ、オレ、シーナさんディス

ってるわ、やばいやばい、そんなつもりじゃなかったんだけどな

......合掌。





































コメント
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