『タキ10450』のタンク車を追いかけて

専貨がほぼ全滅した今、2004年頃から撮り始めたタンク車の型式写真を紹介していきます。

タキ55081

2020年04月30日 | 塩酸車
コロナ影響による外出自粛が無ければ、今頃は東北に旅行へ出掛けているところでした。
今回は、SL銀河を見る計画もあったのですが… 来年に持ち越しです。

今回から塩酸車のタキ5050をご覧頂きます。
元々、塩酸車をお目にかかる機会はほとんど無かったので、ご紹介はたったの2車です。
まずはタキ55081です。


(タキ55081 ②位側 2007年5月3日 酒田港にて)

我が家恒例のGW東北旅行の際に酒田港に立ち寄ったものです。
酒田港の東北東ソー車の運用は2008年春のダイヤ改正で終焉したのですが、その1年前で既に運用から外された模様で、車番をはじめ標記類は消されています。

タキ5050には、側梁省略の車が多数いたのですが、本車は側梁のあるタイプです。
タンク径は2050mm、キセは無いので、タンク止めの帯金があれば石油タキのタキ3000やタキ1500を彷彿とさせる姿です。
本車は、元々は日新電化所有の車だったようで、日新電化時代にはドーム周辺にプロテクタ板が取り付けられていたようです。
ドーム上部に縦筋の溶接跡が残っているのですが… この画像からはチョット見辛いので①位側から撮った画像もどうぞ。



(タキ55081 ①位側 撮影日・撮影場所は同じ)

①位側からでも、溶接跡は見辛いか。
鏡板には、内部点検用にハッチが取り付けられています。


タンク車を追っ掛けていたのは、つい数年前のことのように感じられますが、本車撮影は13年も前のことなのですね。
時の流れるのは早いです。

次回も東北東ソーのタキ5050です。
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タキ91998

2020年04月12日 | セメント車
コロナウイルス感染拡大が止まりません。
3月末に不要不急の外出は控えるよう自治体から要請が出ていましたが、その頃に3密をしてしまった人が感染して今発症しているのだと思います。
とにかく今は事態の成り行きを静観するしかないようです。

今回でタキ919**のご紹介は終わりです。タキ91998です。


(タキ91998 2006年1月6日 大垣駅にて)

樽見鉄道セメント輸送終焉と聞き、雪の降った翌日に大垣駅を訪れたものです。
上から撮った画像しかなくて、足回りもチャンと映って無いダメダメ画像で恐縮です。

タキ91998は、大阪セメント時代の社紋板そのままでした。
ハッチが5個あり、タンク周りには補強環が付いたタイプです。
踏み板には手摺りが無く、すっきりと言うか華奢な印象です。

ダメダメ画像ですが、車票と運行票の画像がありますので、こちらでご勘弁を。
まずは車票から。



発駅は向日町(6012)、着駅は本巣(5427)となっています。カッコ内は取扱駅コードです。
本巣は5427となっていますが、これは樽見鉄道用に附番されています。
車票に大きく赤丸があるので、返空です。

次に運行票です。



手元に2005年の貨物時刻表があるので、継走をみてみましょう。

向日町(6012) 16:38発 → 5482レ → 梅小路(6011) 16:46着
梅小路(6011) 18:49発 → 5484レ → 稲 沢(5421) 22:19着 
稲 沢(5421) 10:53発 → 5973レ → 大 垣(5425) 11:39着
大垣から樽見鉄道(5427)の551レで本巣へ戻るダイヤは不明です。

こうして継走を辿ると、梅小路からは一旦大垣を通過して稲沢まで行き、稲沢から折り返してくるダイヤになっています。
一見、行き過ぎることにムダがあるように思われますが、梅小路発の5484レは四日市への石油系タンク車の返空と本巣への返空の二層立てになっており、稲沢へ編成替えするダイヤになっていたのですね。
貨物ダイヤは中々奥深いです。

次回からは、塩酸車のご紹介です。
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