『タキ10450』のタンク車を追いかけて

専貨がほぼ全滅した今、2004年頃から撮り始めたタンク車の型式写真を紹介していきます。

タキ8500

2023年07月16日 | その他化成品タンク車
この三連休の東京は猛暑です。暑過ぎです。

両数の少ないタンク車のご紹介が続きます。
タキ18700と同じダイセル化学つながりでタキ8500です。


(タキ8500 2007年4月20日 直江津駅にて)

パラアルデヒド専用車で、1形式1車の珍車です。
太めのタンク体にキセ付きとなっていて、図体が大きい印象です。
コタキとなってますが台車は板ばねのTR41Cを履いています。
S字管が付いていて、カセイソーダ液車のようです。
太い方のS字管のフランジ部の下には、液体から台枠を保護するためのベロのような当て板が取り付けられていますね。
タンク体はステンレス製ですが、台枠は鉄製なので、液体が鉄を侵食するのを防止しているようです。

タキ8500は解体前の半田埠頭でも撮影していますので、こちらもどうぞ。


(タキ8500 2007年12月16日 半田埠頭駅にて(許可を得て構内にて撮影))

タキ8500は、昭和35年(1960年)製造で、撮影時点で47年選手でした。
晩年は出番が少なかったようですが、古い車を大事に使うダイセル化学の鉄道魂を垣間見た気がしました。

次回も1形式1車のご紹介です。
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タキ18702

2023年07月04日 | 酢酸車
7月になりました。いよいよ夏本番です。
湿気もそれなりに多くて家でもクーラーをつける日が増えています。

タキ18700も今回で終わりです。タキ18702です。


(タキ18702 2007年10月15日 稲沢駅にて)

現役で唯一見れた… と前回お話ししましたが、よく見ると白票が刺さっているように見えます。
とは言え、この編成は早朝に稲沢を立ち安治川口へ向かうので、半田埠頭へ廃回される前に安治川口でタンク内の洗浄でもしたのかも知れません。
踏み板は保安強化されており、手摺りの形状もタキ18700や18701とは違いますね。
台車もTR225を履いていますし、側ブレーキでは無く手ブレーキです。

半田埠頭で解体を待つところも捉えていますので、こちらもどうぞ。


(タキ18702 2007年12月16日 半田埠頭駅にて(許可を得て構内にて撮影))

この車は、社名板がタンク体中央にはなくて、手前側に取り付けられています。
なので、社紋は更に車端側に追いやられています。社紋はキセに直書きされているようです。

次回も少数派のご紹介です。
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