たけちゃん活動・生活日誌

県議としての活動に追われてきましたが、引退後の生活の様子や、感じていることを発信しています・・・。

新年度予算案や委員会質疑にご意見を

2017年03月06日 | 長野県議会

 現在開催されている2月定例県議会に提案されている平成29年度一般会計の当初予算案の主な内容を報告します。
 予算総額は、8625億9848万5千円で、歳入では、県税が前年度より12億円増の2275億円、地方交付税が前年度より59億円減の1981億円と減額されたことから、臨時財政対策債が前年度より24億円増の460億円となっています。
 県債残高については、社会資本の重点的な整備により建設事業債等が増加しますが、元金償還額が上回るため、29年度見込みで前年度より119億円減の1兆5628億円を見込んでおり、依然として厳しい財政運営予算案となっています。
 そして、新年度予算編成に当たっては、最終年度を迎える「しあわせ信州創造プラン」(中期総合計画)の着実な推進と信州創生の更なる飛躍に向けた予算編成を行ったとし、歳出ではその特徴的なものとして、主に次の事業予算案を計上しています。
 その主な内容は、防災施設の整備等による防災対策の強化に215億5千万円余、林道の開設改良や森林整備等に121億4千万円、リニア関連道路や中部横断自動車道などの高規格幹線道路の整備に100億円、新県立大学の整備費等の78億8千万円、河川の改修・修繕や防災マップ等の作成に55億7千万円、県営住宅の建替促進に10億円余、高校の校舎の老朽化に伴う計画改修事業に8億4千万円余、自立活動担当教員の増員など特別支援教育充実事業に7億5千万円余、特別特別支援学校の中信地区再編に4億5千万円、県有施設の耐震化に12億7千万円、信濃美術館整備事業に基本設計委託等の費用2億3千9百万円余、佐久市に整備する県立武道館建設事業での設計業務委託費等に1億3千万円余等々となっています。
 また、追加提案された平成28年度補正予算案の規模は、諸収入や国庫支出金、地方消費税清算金等の減収により、485億3千万円余の減額補正となっています。
  歳出では、松本大学教育学部設置事業補助金として1億5千万円、東日本大震災及び福島第一号原子力発電所事故により自主避難している世帯に対し福島県が支援を終了することに対し、本県に住民票を移す方に対する引越支援等への支援2百95万円等が計上されています。

 2月定例県議会は、3月6日から10日の日程で各委員会が行われますが、ご意見がありましたらお気軽にお寄せください。
 なお、私が所属する委員会では、県民文化部では、信濃美術館改築に伴う学芸員等の確保策や長野市との連携、周辺地区の活性化を含めた同じ思いでの取り組み等、国の「差別の解消の推進に関する法律」の制定を踏まえた県の取り組み、「文化芸術振興ビジョン」策定に当たっての、幅広い意見募集等についてを予定しています。
 また、健康福祉委員会では、長野保健所と長野市保健所の共同設置は無理があることや、県立須坂県立病院の名称変更によって県民平等にどんな恩恵を受けることになるのか、子どもの医療費負担の見直しでの義務教育まで拡大した場合の県負担額や市町村負担額や現在検討を行っている中での市町村の反応と見通しは、子どもの貧困対策に対し、より踏み込んだ対策は等々について、今のところ質問することを予定しています。

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