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治しやすいところから治す--発達障害への提言

花風社・浅見淳子のブログ
発達障害の人たちが
少しでもラクになる方法を考える場です。

どうして笑うんだろ?

2010-05-30 07:31:50 | 日記
ちょこっと前に気づいた。
5月末までに使わないと無駄になる航空優待券がある。
でも土曜日は講演だ。どうしよう。

というわけで金曜日から土曜日にかけて一泊強行函館旅行に出かけることにした。
金曜日の午前中に入り、お昼を食べて、夕食を食べて、次の日朝市で食べて、早い飛行機で帰る。
そうすれば午後からの杉並講演に間に合う。
天候で飛行機が飛ばない時期じゃないから大丈夫だろう。

金曜日の朝、通いなれた道を羽田へ。
ラウンジにてiPhoneでちくちく仕事をする。
飛行機に乗って函館に着くとちょうどランチタイム。
さっそく海鮮丼とサッポロクラシック。ぷはー!
やっぱり来てよかった、と実感。

それから港周辺をてくてく散歩する。
その間にもiPhoneには書店さんからの注文状況が刻々と入ってくる。
最初に「発達障害は治りますか?」配本が行ったと思われる首都圏の大型書店からまとまった数の追加注文が入っている。
店頭でも動いているようだ。ありがたいことだ。

長い散歩をして、船に乗った。
クルーザー貸切状態で、函館港を一周した。
市場で買い物をして、クール宅急便で自宅に送る手配をした。
それからまたてくてくとホテルまで歩き、ちょっと休んでジムで40分走る。
いい汗をかいた。

おなかが再びすいたところで、夜はお鮨屋さん。
安くておいしい函館のお鮨を堪能。
ビールに続き、久しぶりに日本酒を飲み、夜9時には眠りについた。

というわけで、朝は4時に目が覚めた。
朝市は5時から。てくてくと出かける。
いきなり海鮮三色丼(いくら・うに・かに)をいただく。
ただしサッポロクラシックは自粛。今日はこれから仕事だからね。私ってなんて偉いんでしょう。

要するにただ食べるために函館に飛んだようなものであった。

そしてバスに乗って空港へ。朝一番の羽田便に乗る。
満杯の飛行機は無事に羽田に到着し、私は羽田からそのまま杉並に向かった。

杉並の講演の内容は、また詳しく触れようと思うが
主催者さまのご希望は「保護者でも支援者でもない立場で自閉っ子とつきあった中で見えてきたものを語ってほしい」ということだった。
いつものとおり本音トーク炸裂だったが
その中で「意外と親がわかっていない能力があることがある」
「親は心配のあまり子どもの能力を過小評価することがあるような気がする」という話をした。
それは自閉っ子に限らないのではないか。
愛情があるゆえの過小評価。

たとえば私の実母は、私のことを病弱だと思っている(これ実話)。
なぜかというと、三歳から幼稚園に行くようになると水ぼうそうとか色々流行のものを拾ってきたからだ。
そのあと40年以上病気ほとんどしていないのだが、小さいころの記憶が抜けないらしい。
それだけ幼い私が発熱したとき、心配いっぱいの夜を過ごしたということだろう。

という話をしたらお客さんがみなさん大笑いした。
どうして?
初めて会ったばかりの人たちなのに、どうして大笑いするんだろう?
きっと海鮮パワーでいつにもまして元気そうに見えたんだろうな。

今回の講演は、講演とグループディスカッションの組み合わせで
私もグループに加えていただき、興味深い体験をした。
13時半から17時という長丁場だったが、面白くて疲れを感じなかった。
みなさんお世話になりました。

最近どこに行ってもこう声をかけられる。
「ブログ読んでます」
そう言われると、身の縮む思いである。
ま、縮まないけどね。

写真は北海道で見つけたモーモーキティちゃん。
頑張れ牛さん。口蹄疫に負けるな。

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