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治しやすいところから治す--発達障害への提言

花風社・浅見淳子のブログ
発達障害の人たちが
少しでもラクになる方法を考える場です。

帰りの新幹線の指定席

2012-07-22 22:24:24 | 日記
帰りの新幹線は指定とっといた方がいいと言われた。
日曜日夜ののぞみは込むからね。
さて、何時に取ろう。横綱なら表彰式は見ない。日馬ならまだ祝福する気になる。好きじゃないけど、今回、一番一番作戦を練っていたのは確か。
あんな相撲とは言え、一応、稀勢の里からも逃げなかったし。

たぶん日馬だろうな、と思ったから
君が代歌い、内閣総理大臣杯まで見届けて
駅で食事できるくらいの時間帯にした。
名古屋の食べ物はあんまり合わないので、駅で普通のものを食べる。

稀勢の里は欧州戦。
そういえば以前も名古屋に欧州戦を見に行ったことを思い出した。
あの時は番付も離され、合口も悪く、到底勝てると思わなかったな。
今日は番付もひっくり返した。勝つ可能性もある。ずいぶん進歩だな。
でも実は今日、不思議なほど稀勢の里の星への執着がなかったのでした。私としては。
流石に昨日の今日だっていう気があったのかも。
なんというか、今場所は星は平凡だったけど、色々考える機会が多かった。

会場近くに来て、びんづけの匂いがしたとき、来てよかったなあと思った。
会場は意外なほど雰囲気が良かった。まあ周囲の客筋がよかったんだろうけど。
ブルガリアの若武者、碧山が勝ち越しを決めたとき、「碧山おめでとう。一番たりとも手を抜かなかったね」と言った人がいて、そういえばそうだったと思った。
文化の全く違うブルガリアから来て、つい先日親方を亡くした。
憧れだった郷土の先輩大関琴欧州と対戦できるところまで出世した。大関も一人倒し、堂々と勝ち越し。
本当に頑張った。そして頑張った若者を素直に祝福できる世界はいいな、と思った。
それだけでもお相撲が好きでよかった。

でも仕事を見てみたらどうだろう。
私は頑張る人を祝福しないという、地軸の歪んだ発達障害の世界で人生を無駄にしているのではないかという思いが脳裏をよぎる。100万回目くらいの迷い。

先週札幌で見た言葉尻症候群の保護者と幼稚園児のようにそれをあやすギョーカイメジャー。
あれが正しいやり方なのだろうか。
だったら私にはできない。大人が大人をあやすのは失礼だから。
もっとも一緒に目撃していた人の感想では、その保護者もあやされることを望んでたらしいけど。
ウィンウィンなのかあ。
だったらいいけど、私にはああいう関係性は作れない。正しくないと思うから。

そんなことを思っていたときうめさんのブログが回ってきて
自分の周囲には志を共有できる人もいたことを思い出した。

先場所優勝の旭天鵬が二勝目。二勝十三敗。
観客は惜しみのない拍手を送った。

三役揃い踏み。
稀勢の里と横綱の間には微妙な空気。
横綱は勝てるオーラを発していなかった。
土俵入りのときに、やけに赤く、身体に力が入っているとは思ったが
今日は無理かも、と思った。

鶴竜が菊に勝つ。
実はこれが今日一番嬉しかったかも。
稀勢の里の来場所の番付にかかわってくるし。
なんだかんだ、私は菊関がキライだ。吉川並に嫌い。
実際に会ったらたぶん、菊関のほうがいい人だと思うけど。何倍も。

稀勢の里vs欧州戦。
勝負は時の運、という思いしか回ってこなかった。
まだ録画も見てないので何が起きたか確かめていないが
立ってすぐ、今日はダメだなと思った。
そのあとちょっと圧力かけて、一瞬希望をつないだ気がするが
気がついたら欧州が二本入っていた。中の人が変わるからなあ。欧州も時々。

そして結び。二人とも正々堂々。ああいう相撲、いつも取ってくれませんかね。座布団が舞う。
君が代を歌い、予定通り内閣総理大臣杯まで付き合って、会場を後にした。
名古屋駅まで一緒になった初対面の地元お相撲ファンと
横綱は昨日ちゃんと勝負していれば今日も展開が違っただろうにという話になった。
昨日のような勝負は、どっちにも後を引くよね。

そうだな~。売られた喧嘩を全部買うことないけど、勝負から逃げると後を引くね。
私も心にもないなだめ方しなくてよかったよ。
ギョーカイ的なテンプレはそっちで、私がそれに乗っからなかったから、大騒ぎになったんだろうけど。
今場所の稀勢の里はほんとうに多くを教えてくれる。

そして大関ご本人が、気がついてくださっているといいです。
千秋楽に全勝決戦した横綱大関が、二人そろって
一番怖がって、姑息な手を使ってまで勝とうとした相手はたった一人だったことを。

明日も朝から仕事なので、千秋楽のパーティーは初めから出ないつもりで990円でユニクロで買ったキティちゃんTシャツを着て行った私。
気が変わっても、とうていパーティに出るいでたちではありませんでした。
でも、誰かえらい方が、励ましてくださっているといいです。
必要ないかもしれませんが。

来場所は西の正大関ですね。
番付表の一番右に名前が載りますね。
日馬の綱取りがNHKの都合で喧伝され、きっと気楽。
NHKは自分に都合よくマーケティングしますからね。昨日の相撲もそうだけど。
来場所はきっと、日馬の一挙手一投足を事細かに伝えることでしょう。

日馬の綱取りは、どっちでもいいことです。今日私はお相撲仲間に、「終わりの始まりを見てくる」と言いました。
白鵬独走体制は終わった。
そして日馬に一強体制は荷が重いですよ。
とにかく稀勢の里は稀勢の里。
稀勢の里の相撲で頂点に立ってください。

始まったときは、私が十五日間持たないと思いました。
でもその間、仕事もしたし、ギョーカイ祭りにも行ったし。
明日からもまた頑張ります。私が。

どれだけ応援しても
誰かの代わりに土俵に立つことはできません。
土俵に立つとき、人はいつも一人です。

あ、それと
三賞を取った若者たち、注目してくださいね。
妙義龍、魁聖、舛ノ山。
いい力士そろいですよ。
っていうか好きな力士ばかり揃っているので、ちょっとうれしいです。

今日会場で買った稀勢の里絵馬ふきんです。
珍しく、結構似てる。



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