治しやすいところから治す--発達障害への提言

花風社・浅見淳子のブログ
発達障害の人たちが
少しでもラクになる方法を考える場です。

底の知れた障害者支援

2017-07-08 06:18:45 | 日記
こよりさんのブログ。




を受けたねこ母さんのブログ




佐々木先生も腐ってますが、これまでこよりさんにこういう仕打ちをした主催者も腐っていますね。
地域では名のある社会福祉法人やなんかでしょ。世間に向かって障害者の権利擁護を声高に叫んでいるんでしょ。佐々木先生を呼んでのセミナーもその一環でしょ。その足元で障害当事者にこういう扱いをしている。無料で使役したあげくひどい言葉を浴びせ、経費も払わず、リウマチもあるその人に送迎もしない。

本当に腐ってます。

皆さんわかったでしょう?

これが福祉の実態ですよ。

っていうと、「自分のところは違う」っていう方々も多いでしょう。知っています。私も心ある方とたくさん出会ってきましたから。

思うに私自身が権威ではないから、私に興味を持ってくださる方は内容重視なのでしょう。そうすると肩書のない当事者を無料で使役するようなことはしない。私はね、著者と出かけた講演で著者より多くいただいたことはありません。だいたいは山分け。予算に限りがあるときは、つねに著者を優先してもらいました。

権威を持たないのもメリットがありますね。その分客筋がよくなります。

一方で佐々木先生を呼ぶようなところは権威がお好きでしょうから、肩書のない当事者には冷たくするのでしょうね。そして異様に先生をあがめて、車に同乗すら遠慮させるのですね。

田舎者だなあ(ブ)。

だいたいね、医者だからえらい、なんていうのは田舎者のメンタリティですよ(ブ)。

医者なんて治せなければただの浮世離れした役立たずのおっさんです。

TEACCHを持ってきてくれてありがたい、っていうのは当然そうでしょうけど

TEACCHくらい力のあるプログラムはね、誰かが早晩持ってきたんですよ。

本当にみんな、自分の頭を使って考えてください。
誰が信頼に足るのか。
多くの人は私から見ると、驚くほど自分の頭を使って考えませんね。

そして昨日も書きましたけど
自分の対談相手にきちんとした処遇を確保する交渉力もない人がお子たちを社会に送り出すことは無理ですね。

私は佐々木先生に皆さんがどれくらい慰めを見出されたのか全くわかりません。
慰められるために集まる人たちの気持ちも皆目わかりません。

でも

佐々木先生の一生は終わってしまったけど、おそらく

これまでの栗本さんの方が一次障害を治した人は多いんじゃないでしょうか。
権威なんてないどころかミーハー話の分マイナスかもしれないおっさんですが。

そして栗本さんの一生はまだまだ続くから、これからも増えるでしょう。

どっちを選ぶのも自由。
皆さんが決めることです。
医者だからえらい、なんていうのは思考停止の田舎者です。


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7 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
お久し振りです。 (うりねこ)
2017-07-08 08:29:49
凸凹な子供を育てのヒントを頂きたく購入します。拝読し、自分なりの解釈で育てる日々。おかげ様で、ここ最近は順調です。ブログ拝見しました。岩永、森嶋、佐々木先生の件、ビックリ⁉️我が子、杉山先生の診療所に通院中。花風社の本置いてあります。浅見さん、我が子は治ってます。確実に。自己主張バンバンで。
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お久し振りです。パート2浅見さんの思い浸透してます。 (うりねこ)
2017-07-08 08:39:36
登校班には、我が子+2人の凸凹キッズがいますが、徒歩登下校してます。3人共課外活動の一環で水泳練習中。秋には、陸上練習があります。3人共、決して速く泳げない、走れません。でも、諦めないです。苦手から逃げたりしません。これが、社会人になる努力に繋がるから。治ってます。大丈夫👌
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思考が停止していると (373)
2017-07-08 08:56:25
株式会社が事業として研修を実施する場合、参加者、講師、主催者それぞれが利益を得られなければ継続はありません。
講師としては、参加者・主催者に毎回満足していただくことが基本となりますので、要求水準が上がっていくのも当然です。研鑽を積み、常に進化し続けている必要があります。したがって、講師料という対価もそれなりに請求させていただくことになります。
権威だけで何十年も同じ話を続ける、演者によって講師料がない、なんてことはありえません。それが続いているのであれば、どこかに利益の偏り、搾取があると考えられます。

買い物をする時にフェアトレード製品なのかを気にする人が増えています。不当労働などの搾取をなくしたいという気持ちからです。そのためには、製品を手に取って、値段を見て、自分の頭を使って考えなければなりません。福祉が認めても社会は搾取を認めない方向にあります。

今回の貴重なお話から、自分の頭を使って考えないことはアンフェアを生み、搾取を助長することを学びました。
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Unknown (ここあ)
2017-07-08 17:44:56
ご縁があって栗本先生のお話とセッションを受けました。そしてこちらのブログを知りました。娘が産まれてから市や病院の療育に行きとにかく娘を良くしたいと思っていましたが、だんだん『やってる事に意味があるのかな。』と感じました。療育者も医者も娘の可能性なんて信じていない『無理をさせないで。』『ゆっくりでいいじゃないですか。』その言葉にイライラしていました。支援学級に入学して支援学級のあり方にまた疑問を感じました。いつまでたっても平仮名も教えてもらえず、塗り絵や点繋ぎばかり。。。娘の学ぶという権利を剥奪された気がしました。『支援学級』という名前の隔離部屋だと感じました。『私がやる。』と決めました。夏休みが終わる頃には平仮名を覚えましたが担任は何も言いませんでした。2年生の担任も同じ。私が九九や漢字をおぼえさせました。今も学習については学校には任せず私がやっています。娘は泣きます。でも私も必死です。私のやり方は俗にいう二次障害になると言われる事だと思います。でも娘は毎日学習をします。何でも頑張ります。学校が大好きです。身体はBBAという身体のアプローチをしていました。今、発達障がいの子供たちと接する仕事をしていますが、親御さんたちは医者や療育者から言われる言葉を信じています。『無理はさせないでください。』『子供の特性を理解してください。』『私もどうしていいか分からないのです。』でも『普通学級で学ばせてください。』『周りに理解をさせてください。』。。私は娘を見ていて治るとまでは思っていませんが、変わる。伸びる。と思っています。なので本当に勿体ない子供たちが沢山いるのが残念です。子供たちは無理をしていないはずなのにやる気や頑張る気持ちが無いのです。嫌な事や面倒くさい事はしない。やろうさせられたら暴れる、物を投げる。そんなままで普通学級で
学べるでしょうか。。。こちらのブログを拝見して義理の両親やいろんな人から『そこまでしなくても。』『無理をさせたら可哀想。』などと言われてきましたが、間違ってなかったんだと思うことができました。今の医者や療育者の考え方を変えないと大変なことになってしまうと感じています。医者も療育者も学校の先生も所詮他人です。それなのに子供の可能性を勝手に決めるのです。誰よりも子供を信じて行動できるのは親だけだと思っています。これからも活動を応援しています。
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学びの重要性 (のんの)
2017-07-09 23:17:07
こんばんは。
ここあさんのコメントを読んで、思うところがあり投稿します。

私は、浅見さんのブログを知ってまだ半年経っていません。
ブログを遡って読み、この十年で教育の制度がずいぶん変わった事を理解しました。

そして、ここあさんのコメントから、時代に逆行する方に変わったのだと感じました。

学校の前身は、寺子屋だったはず。
読み書き算盤を教えた所。
農作業に音声言語は不可欠だったことでしょう。共同作業ですし。

だけど、今の社会は第三次産業に従事する人が多い。私が高卒で就職したのは、昭和の終わりでした。
その当時やっていた事務仕事、今は全て機械がやってくれる内容です。

時代は変わっていくし、それについていくために、学びは必要なのではないでしょうか。

ここあさんの姿勢は、間違っていないと思っています。
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Unknown (taimyumachine)
2017-07-10 05:23:18
ここあさんの「医者も療育者も学校の先生も所詮他人です。それなのに子供の可能性を勝手に決めるのです。誰よりも子供を信じて行動できるのは親だけだと思っています。」に、大賛成です。
幸いにもうちは「ムリをさせないでください」と言われた記憶はなく、むしろ「障害のある子は、こき使いなさい」と言われた記憶はあります。それで家のお手伝いをやらせるようにしました。そして、「ありがとう、助かった」と言ってたらやる気満々になり、本人も「ボクは仕事したい」と意思表示するようになったので、進路希望は一般就労にして、先生から「この子にはムリでしょ」と言われても、「そうですよねー」と言ったら、親が息子の可能性を奪うことになると思って、つっぱね続けました。その結果、いったんは在宅になってしまいましたが、卒業後5年でパート社員になりました。
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Re:お久し振りです。パート2浅見さんの思い浸透してます。 (浅見淳子)
2017-07-30 07:09:48
ありがとうございます!
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